大方の予想を覆してU2の独壇場で終わりました。私はU2は趣味ではないし、マライヤ・キャリーやポール・マッカートニーは嫌いなのでどうでもよかったです。毎年この授賞式が楽しみなのは、昔夢中になってレコードを買ったり、コンサートを見た人たちが見られるからです。今年の目玉はスライ・ストーンだったわけですが、私が一番うれしかったのは最後のパフォーマンスでした。アルバム・オブ・ジ・イヤーのプレゼンターで出てきたジェイムス・テイラー、頭は禿げ上がっていましたが、背が高くてちょっと猫背で歩いてくる様子は、昔新宿の厚生年金会館で見た姿そのままでした。その上、そのあとのステージではちっとも変わらないドクター・ジョン、アラン・トゥーサンが動く姿を初めて見ることができてとにかくうれしかった。今夜字幕版をじっくり見て、さて来月はオスカーです。こちらも楽しみ