泣きました。
ダーティー・ハリーシリーズの何作目だったか、クリント・イーストウッドが監督した作品がありました。あの後味の悪さから、どうも彼の監督作品は好きになれませんでした。許されざる者、ミスティック・リバー、それをすべて覆されました。評論などでただのボクシングのサクセスストーリーではないとは知っていました。途中で話がガラッと変わって、結末が予想できたときから涙は止まりませんでした。犬の話や、レモンパイの話、ストーリーに全然関係ないようなエピソードが最後にすべてぴたっと、ジグソーパズルの最後のピースのようにはまって、映画は終わります。とても重いテーマだけど、心の中にこれでよかったのだ、思わせてくれます。フランキーは結局二人の有能なボクサーをだめにした、と一生悔やんで生きるのでしょう。一方では、アレでよかったのだと自分に言い聞かせながら・・・・