川崎の親戚で法事でした。親戚といっても血縁関係はなく、亡くなった舅が、両親をなくしてから幼くして奉公した家です。それ以来舅は自分の実家としてお付き合いし、舅が亡くなってからは私たちの実家として良くしてもらっています。今回はおじいさんの50回忌と、おばあさんの13回忌でした。私は手伝い兼留守番として夫と一緒に出かけました。
この家のおばさんは「猫ばあちゃん」と呼ばれるほどの猫好き。いつも家には複数の猫がいました。今は少なくなって2匹。そのうちの1匹がかなちゃん以前は人懐こく、その頃一緒に飼われていた犬のまりちゃんとも仲良く、一緒にコタツにはいっていたりしました。しかし、暫らくぶりで会うかなちゃんの病気で、口から食道に掛けて炎症があって歯はなくなっています。しかし、食欲だけは旺盛、寂しがり家で人がたくさんいるところで出かけていきます。ふわふわだった毛並みは頭の部分にわずかに残るだけになりました。お医者さんも「もう治療方法が無いから、おばさんは面倒見がよいから家に連れてかえって世話をしたほうが良い」といわれたそうです。おばさんは柔らかくした餌を食べさせているそうです。かわいそうです。
そのかなちゃんと仲がよかったまりちゃんはすでに亡くなり、後釜はぽちです。一目見たときに誰かに似ているなあ、と考えました。そう飼い主によく似ていたのです。
もう1匹の猫はトラちゃん。無理やり捕まえて写真を撮らせてもらいました。

この家は渋谷から田園都市線で20分という便利なところにありながら、専業農家をしています。広い庭にはたくさんの木が植わっていますが、中でも私が好きなのがレモンの木。もう収穫した後だそうですが、2個ほど残っていました。レモンの木は葉をちぎると良いレモンの香りがします。