ではピアノは?
管楽器のように【音=指使い】ではありません。
フレーズや和音など、曲の場面それぞれで指使いを工夫しなければなりません。
指使いには原則があります。ずばり、
黒鍵=長い指、つまり2、3、4の指
白鍵=短い指、つまり1と5の指
この原則の通りに指使いを工夫すると、弾きにくいパッセージが弾きやすくなったりします。
この原則、もちろん私が考え出したものではないです💦
ショパンが生前に書き進めていた【ピアノ奏法】の草稿に、はっきりと書かれています。詳しくは以前のブログでも紹介していた書籍【弟子から見たショパン】を読んでみて下さいね。
ショパンが言っていた、となれば説得力がありますね!
そんなショパンの手型がこちら↓
ワルシャワにあるショパン博物館に展示されているもの。
写真はネットから拝借しました。
一般的なピアノ曲の楽譜にはたいてい指使いが書かれています。
厄介なのは、その指使いは絶対的なものではないということです。
作曲家が書いた指使いであっても、編集者(多くの場合は音楽学者や著名なピアニスト)が書いた指使いであっても、その全てが万人に通用するとは限らないのです。
書いてある指使いではどうしてもしっくりこないという場合、
上記の原則をもとに、自分なりの指使いを考えだす必要があります。
これもピアノ演奏の醍醐味ですね。
2021年3月現在、
少しずつレッスン会員様が増えてきています。
レッスンでは音楽を共有する喜びと充実感を大切に、
豊かな時間になるように取り組んでいます。
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