階分のぼり | よこけんの右往左往

よこけんの右往左往

「よこけん」こと、 ミュージカル俳優、横沢健司のひびを綴った日記です。

帝劇の公演は、ほとんど必ず昼公演があるので、規則正しい生活を送ることができる。

普段がメタメタな生活リズムなだけに、本気でダイエットするには、とてもありがたい。

初日からこの方、皇居一周のジョギングと、一時間程のストレッチと筋トレを、毎日交互に行っている。

その後に本番も控えているし、辛くなってやめてしまっては意味がないので、ジョギングも筋トレも、とにかく楽にダラダラやる。

でも、以前も書いたが、ジョギングは日光浴がてらだし、筋トレも頭を使って正しくやれば、顔を真っ赤にしてやらなくても、(ダイエット用なら)十分効果があるのだ。


ただ、実はもう一つ、辛いのを押して頑張っているトレーニングがある。

それが「階段のぼり」だ。

帝劇は縦に長く、舞台は一階、僕の楽屋は八階にある。

一回の公演で、四回階段を使うチャンスがあるので、二十八階分、二回公演なら五十六階分のぼれるわけだ。

これが地味に効く。一回なら普通に頑張れても、二回三回と増えるにつれ、さらに夜遅い時間になってくるにつれ、脚の筋肉がプルプルしてくる。

だがそれがいい(o゚∀゚o)

もともと筋トレは「辛くなってからのもう三回」が効果的なので、今日は疲れたからやめよう、ではダメなのだ。て言うかむしろ勿体無いのだ。

もちろん無理は絶対に禁物だし、僕も下りは膝に悪そうだし、転んで怪我してもいけないから、必ずエレベーターを使う。僕の一番の方針は「ムリしない(゚∀゚)」。

でも、いくら辛くても、満員電車や長い家路をショートカットしようと思わないように(まあタクシーという手もあるが)、ずっと続けていると結構慣れてくるものだ。

それには、毎日の習慣にしてしまうのが良い。


おそらく、せっかく五十六階分の階段に慣れて来た頃には、この公演が終わってしまいそうだ。うちの近所に五十六階建てのタワーでも完成しないだろうか。