何かネタはないかと、ケータイの写真アルバムを覗いてみた。
犬の写真がほとんどなのだが、「なんでこんなの撮ったんだ?」というモノや、「取り敢えず写真撮っとけばその場が丸く収まる」みたいなモノが、その後忘れ去られて沢山残っていた。
犬の次に多かったのは、稽古場に張り出された稽古スケジュールを撮ったモノで、そういういらないモノをチマチマ消してたら、結構時間が経ってしまった。
と言っても消すのに時間がかかったわけではなく、本棚の整頓がすんなりいかないように、なんだかんだで想い出の写真が出て来たりするもんだから、一々手が止まってしまう。
稽古スケジュールにしたって、『二都物語』の稽古場の写真があったかと思えば、夫婦ライブの資料を挟んで、『ウェディング・シンガー』の稽古スケジュールが出て来るし、さらに遡って『プロミセス・プロミセス』の写真まで出てきた。
別に特別な思い入れがあるわけじゃないけど、こうやってアルバムに残っていくのって、なんか良いなあと思った。
まあ、全部消してやりましたが。
世代のせいか、若かったせいか、これまであんまりアルバムに興味がなかった。
写真がデジタルになって何百枚でも気軽に取っておけるようになったのはいいが、今度はそれを見ていくのも大変だ。
iPhoneのデータを一枚一枚見ていくのも味気ないし、未来のデジタルアルバムはどんなシステムになるかなあ?
