もう通し稽古が見えてきた。
物理的な、スペース縮小の為の稽古になるかと思いきや、前回よりドラマをもっとシャープにすることに時間が割かれている。
もちろん、舞台と客席が近くなる影響もあるのだろうが、緻密なコメディは大好きなので、見ていて嬉しい
正直学生の頃は、コメディの王様ニールサイモンの、人間性を掘り下げていくような面白さは良く分からなかった。
ドタバタ喜劇の方が好きだった期間がだいぶ長かった。
が、今ならあの面白さが分かるかもしれない。
まあ、『ウエディング・シンガー』はスピーディなドタバタコメディだけど、密接な距離で見せる深みのあるドラマが加わると、もっともっと面白い、愛すべき作品になるような気がする
今回は、人が減ったせいで出番が増えてるし、アンサンブルでもまだまだ『ウエディング・シンガー改』のために出来る事がありそうだ