本 | よこけんの右往左往

よこけんの右往左往

「よこけん」こと、 ミュージカル俳優、横沢健司のひびを綴った日記です。

今日も稽古は休み(大丈夫か?)。

だが、ここから先はほとんど休みがなくなるだろうと予測し、引っ越してからも荷物を山積みにしっぱなしだった実家に、大掃除をしに帰った。

元からモノを捨てるのが苦手で、ガラクタの山を掘り返すと、高校時代の思いでの品とかがでてくるが、片っ端から捨てていく。

……。いま、色々と羅列しようと思ったが、全然思い出せないほど元から記憶に残っていないようなガラクタを、全然思い出せないほどとにかく大量に捨てまくった。

なかでも大変だったのが、本。

「これから読む予定の山」の本も、まるまる山ごと、100冊近く捨てた。

大好きなあだち充も、『タッチ』と『H2』を残して全部捨てた。

宮部みゆきも森博嗣も星新一も、ぜーんぶ捨てた。

将来子供に読ませたいと、一生懸命集めた赤川次郎も全部捨てる予定だ(200冊くらいあって、今日はもう手を付けられなかった)。


考えに考え抜いて、引っ越し先に持って行く物を厳選したが、こうしてみると、若い頃と好みは変わっていないのだなとつくづく思う。

自分のベーシック、アイデンティティは、随分昔に出来上がっていたのだなと。


ヨコザワは、本棚に1巻から順番にきっちり並べていくのに無情の喜びを感じる質なので、この厳選されたやつらで、本棚を飾るのが待ち遠しくてたまらない。

だが、スペースの都合もあって、今の家にはそんなに本棚を置くわけにいかない。

選り抜きの精鋭からさらに絞り込むか、内緒で本棚を注文しちゃうか、難しいところである。