理解る? | よこけんの右往左往

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「よこけん」こと、 ミュージカル俳優、横沢健司のひびを綴った日記です。

今日、ふと、1回目の公演のあるポイントと、2回目の同じポイントとで、違う自分が演っているような感覚があり、みんなとそんな話をした。

普通なら、少しずつ積み重ねて2回目に至るはずだが、1回目を、今と同じ自分がやったとは思えない程遠くに感じたのだ。

それを、「人間の脳には、辛い事を忘れる、自衛作用があるでしょ?そんな感じかなあ」と力説していたら、おはさんに、「どんだけやりたくないんだ(笑)」と突っ込まれた(-.-;)


しかしこの感覚、心理学的に説明できるような気がしてならない。

太宰治ではないが、人はみな、恥の多い人生を送って来たはずだ。

さっきまでの自分と、今の自分が別人だとすれば、その重荷からあっという間に開放されるのだ。

『概念(考え方)』の問題ではなく、人それぞれの『感覚(感じ方)』の問題だ。

そういう感覚を持った人が、無責任だが、失敗を引きずる事無く、常にポジティブで、明るく、今を楽しく生きられる人種なんじゃあるまいか。

さらに、未来の自分も別人だと思えれば、山積みの課題も気にならず、もっと楽に生きられるだろう。



こんな感覚、心理学で説明できないものか…。