めぼしい海外ドラマを一通り見終わって、次なるハマりものを探して色々食い散らかしている中で、意外と気に入ったのが『バーン・ノーティス』。
理由も告げられずに突然クビにされ、あらゆる機関のブラックリストに載せられた一流スパイが、唯一残されたスパイのスキルを駆使して突然の解雇の謎を追う、というお話。
今流行りの感じだと、「謎の敵に命を狙われながらも、真相を究明していくなかで、事件は国家規模の陰謀へと発展していく…」とかなりそうなものだが、そうはならないところが良い(笑)。
銀行口座を凍結されているので、ちまちまと探偵のまねごとをして日銭を稼ぐ。
母親の頼みで、ご近所さんのトラブルを解決したり、ダメな弟の面倒を見たりもする。
そんな有り得ない状況にも、飄々として一流の技術で立ち向かう様や、クセが強く一筋縄ではいかない仲間達が、『ルパン三世』を彷彿とさせる。
制作サイドも意識しているようで、主人公の声の吹き替えは、ルパンと同じ、クリカン。
最初は違和感があったけど、案外慣れるもんだ。
こないだの『Aチーム』といい、『ルパン三世』結構好きなんだなと思った。
いや、「勧善懲悪」は、日本人ならみんな好きなんだろうな…。