バランス | よこけんの右往左往

よこけんの右往左往

「よこけん」こと、 ミュージカル俳優、横沢健司のひびを綴った日記です。

多少現実離れしていても、やっぱりエンターテインメントの方が好きだ。


予告編で気になっていた映画を、適当に見繕ってみた。

一つは、『96時間』。

家庭を守ることには失敗した元CIAのおっちゃんが、旅行先で誘拐された娘を、スパイの技を駆使して単独で助けに行くという、スパイアクション。

ジャック・バウアーも真っ青の大活躍で、なかなか面白かった

もう一つは、『サブウェイ123激突』。

平凡な男が、人質立て篭もり犯に交渉役を命じられ、事件に巻き込まれるのだが、『ネゴシエイター』のような息詰まる頭脳戦になるのかと思いきや、ジョン・トラボルタとデンゼル・ワシントンがかっこいい、男の生き様系の映画だった。

伏線とか謎解きとかも特にナシ。

リアルではある…か?

大概の物語りで、主人公でない場合の警察はダメダメなモノだが、この映画でも例に漏れず、犯人の要求する現金を輸送する警察が、ニューヨークの街を爆走し、慌てすぎて3回も事故を起こす。

しかも3回目は現金を積んだ車だ。

ちょ、ちょっとみんな落ち着いてー

さらには、市長に「なぜヘリコプターを使わない?」と聞かれて、

(°□°;)

って顔をする側近。

例えプロでも、咄嗟の事にはきちんと対処出来ないという、これもある種のリアリティかもしれない…。


余りにもリアリティを軽視して荒唐無稽になるのは問題外だが、ちょうどいいバランスを見付けるのって凄く難しそうだ。