ポスターを見掛けた時から観たいと思っていたのだが、限られた映画館でしか上映されず、期間も短かったために、地元では見逃していた。
見に行った知人の話を聞いても、とても素晴らしかったと言うので、映画で遠出するのは面倒臭かったが、やっぱり劇場で観たいと、イクスピアリ(ディズニーランドの隣)まで足を伸ばした。
やー、これは映画館で観られて本当に良かった

四季の頃自分も出演してたし、全曲に渡って良く知っているが、まず最初の曲でブワッと肌が粟立った。
映画館も普段見ないくらいの混み方で、周りの人達とも音楽の迫力を共有したと感じたが、何よりも、映画に客席を映すアングルがあって、世界最高峰の舞台を自分も一緒に体験しているんだと思えた。
歌も芝居も踊りも、クオリティが素晴らしく高く、自分のミュージカルに対する根源を思い起こされるような体験だった。
それだけに、どうしても許せないマイナスポイントが一つある。
字幕が、劇団四季の歌詞そのものなのだ。
ミュージカルを見慣れた方なら良くご存知のように、翻訳された歌詞というのは原語に比べて内容が著しく減っている。
データをとったわけではないが、半分も言えてないのではないだろうかと思う。
これは、一つの音に一単語のる言葉を、一つの音にひらがな1コしかのらない言葉に置き換えているのだから、どうしても致し方ない。
四季の歌詞が悪いとかではなく、元々翻訳された歌詞自体がそういう苦労の元に作られたものなのだ。
それをわざわざ原語で歌っている人に字幕であてるというセンスの悪さ。
なんなら時々、意味が違っていたりして、むしろ邪魔に思うほどで、それが本当に腹立たしかった。
あんな素晴らしい映画にケチを付けた、この決定を下した人物は出てきて責任取ってほしい。
本当に

多分DVDが出たら買うけど、そしたらやっと字幕を消して観られる。
だけど英語はあんまり分からない

英語を勉強しろということか
