秋の乗り放題切符で関門エリアへ2日目…part1 門司港レトロを巡る①
2023/10/9(月)…part1
快活クラブからJR防府駅までは当たり前だが徒歩で移動。
始発電車で西進して行き下関駅にて乗り継ぎ門司駅にて下車。
此度の旅の主目的は小倉城、北九州平和の町ミュージアムですがこのままでは早く着き過ぎて現地での待ち時間が生じてします。
限られた時間を有効に使いたいからここは門司港に寄り道。
門司港駅の周辺はレトロな建物がたくさん見られて "門司港レトロ地区" とも呼ばれているのだ。
門司駅で乗り継いでに門司港駅に到着となった。
国の重要文化財として指定されたレトロな駅舎が有名だ。
(JR門司港駅 ①)
レトロな造りの門司港駅内を歩いてみる。
トイレの傍に設置された此方の水飲み場は "帰り水" と呼ばれる。
1914年に設置されたもので現在も現役で使われていますから109年もの歴史を持つ年季が入った水飲み場なのだ。
終戦後に大陸からの引揚者にとって祖国に帰って最初に口にした水でもあり此処の水を飲んで安堵したと言う。
(JR門司港駅 ②)
此方は改札口と駅舎の間に続くコンコース。
その幅は10m弱は有りそうな程に広い。
九州の出入口として多くの先人達によって賑わった事であろう。
(JR門司港駅 ③)
此方はJR門司港駅の内部です。
天井から吊られた電灯が趣きが有りますね。
初代の駅舎は1914年に開業したが2012年から始まった改修工事を経て現在は二代目に当たる。
この様な建築様式の駅舎は他所ではお目に掛かる事は出来ない。
一度は訪れてみたい場所です。
(JR門司港駅 ④)
JR門司港駅前の広場にて自分撮りです。
後方に見えるJR門司港駅がとても素敵です。
"本当にこの地が日本国内なの?" と錯覚する程です。
(JR門司港駅前)
JR門司港駅前に建つ1つの石碑。
これは "バナナの叩き売り発祥の地" を表す石碑です。
バナナは明治36年頃に台湾から日本に持ち込まれた。
その輸送中に生じた籠熟れバナナを早めに換金する目的で始まったのが露店商人による "バナナの叩き売り" です。
私の様な昭和中期生まれの人には懐かしい行事と言えます。
(バナナの叩き売り発祥の地)
JR門司港駅と車道を挟んで建つのが "旧門司三井クラブ " です。
大正10年に三井物産門司支店の社交クラブとして建てられる。
まだ開館時間には早いので後で立ち寄ってみましょう。
(旧門司三井クラブ)
旧門司三井クラブの裏手には遊覧船が係留された入り江が広がる。
高く聳える高層ビルには門司港レトロ展望室(地上103m)が有りその手前の赤レンガ造りの建物は旧門司税関庁舎。
なかなか見応えが有る景観ですな。
(門司港レトロエリア)
此方の建物は "大阪商船ビル" です。
1917年に建てられた大阪商船門司支店を修復したもの。
オレンジ色と灰色のデザインが特徴で八角形の尖塔を持つ。
当時の門司港は海外渡航の客船が頻繁に出入りしていた。
この建物はその拠点として機能しており1階は待合室で2階はオフィスとして使われていたそうです。
(大阪商船ビル ①)
大阪商船ビルをバックに自分撮り。
太陽光線の当り具合の関係で逆光撮影となりましたが何度か撮影を繰り返してやっとこの写真を得ました。
(大阪商船ビル ②)
海岸通りを歩いて関門汽船のターミナルに立ち寄る。
ここからは巌流島(宮本武蔵vs佐々木小次郎の決闘の地)への渡し船が入出りします。
此度は時間の関係で渡島はしないが次回には計画しても良いと思う。
対岸の下関(唐戸)への航路、関門海峡のクルーズなども催行しているそうだ。
(関門汽船の桟橋)
岩壁沿いに進むと "ブルーウイングも じ" に橋に差し掛かる。
関門海峡を望む歩行者用の跳開式の橋梁で全長は108m。
その入口には開橋時間が記された案内板が設置される。
(ブルーウイングもじ)
ブルーウイングの上にて自分撮り。
バックには関門橋が見えています。
対岸の下関も一望出来て眺めは頗るよろしい。
(関門橋をバックに撮影)
ブルーウイングを渡ろ切って旧門司税関庁舎の傍からブルーウイングを振り返る。
岸壁に "MOJIK♡" と刻まれたブロックが置かれている。
それでは更に散策を続けましょう。
(ブルーウイングを望む)
(Part2に続く)