息苦しさを覚えるほどの暑さが遠のき
ふとした瞬間に、秋の匂いを感じるようになりました
ぱっちがこの世界から姿を消して、早9ヶ月
頭の中や、部屋のあちこちに散らばっていた、
彼が確かにここに存在していたのだという証も
日に日に、ひとつひとつ消えていきますが
愛しさだけは霞むことなく、はっきりと心に留まっていて
それがなんとも淋しく、嬉しいと思える近頃です
先月の事になりますが、人前で歌をうたいました
約一年半ぶり
本当に久しぶりでした
旭さんのピアノで歌うのも、もちろん一年半ぶりでしたが
自転車の漕ぎ方を忘れないように
10年間、それこそ何千回と重ねてきた音は、どこか身体の中に残っているようで
自分でも驚くほど無理がなく歌うことが出来ました
このステージは、とても内輪なもので
わたしのリハビリも兼ねており、皆さんにお知らせすることは出来ませんでしたが
またこうして歌うことが出来たのは
わたし以上にわたしを諦めないでくれた人が居たからです
旭さんも、その内のお一人で
そんな人と、共に音楽が楽しめるということ
わたしはもちろん歌うことそれ自体が好きなのですが
また違った喜びを感じるひと時となりました
改めまして、お力添えありがとうございました
近く、皆さんにお会いしたいと思っています
音楽っていいよねって、それに尽きる時間が作れたら
また、お知らせします
横井玲