幸せだった。


愛していた。

私の命に変えても守りたいし

尽くしたい…

そう思った。


世界に2人だけになればいい。


私の事を

1番愛した人だよ。

って言った人は、

その1番の私を

愛人としておく事を選んだ。

事実婚として

死ぬまで一緒に暮らしたい。

そう言った。


事実婚

確かに2人は月に数日以外

肩寄せて暮らした。


配偶者の来ない場所だから、

いつも手を繋いで歩いた。

買い物もふたりで行った。

いつも相談しながら、

慎ましく

ふたりの好みの暮らしをした。


でも、

関連する人には

みられたくなかったみたい…


自分は馬鹿だから

自分の思いを堪えられない。

知られたら、職を失うだろう。

職を失ったら、潰しは利かないだろう。

それでも

こすもすと一緒に居たい。


なんとも儚い夢の様だった。


この生活は

いつ壊れるのか

いつ離れ離れにさせられるのか。


怖かった。

傷つけられる事も

傷つける事になる事も。


決して

そんな風に見えない

真面目な人で

私との出会いの中で

昇進もしたし、とても立派な人でもある。


仕事は、

後何年かの定年迄を大切に

過ごす必要があった。


全てを

受け止めているはずの私が、

1番、受け止められなかった。


大切になればなるほど

誰にも渡したくなかった。

私の独占欲

私の承認欲求

私の幸せの形

自分で自分がわからなくなった。


ここで

毎日毎日あの人との幸せな気持ちを

書く事で

倍にもなり、

不安や哀しみも

又、

倍にもなった。


ここで聞いてくれる人は、

同じ気持ちを味わった事のある人が多く

共感してくれる人としか

繋がらない様に

牽制しながら、フォローや限定記事も

承認させて頂いた。


ずっとずっと

後ろめたかった。


私の

ダブル不倫

愛人

として

過ごした9年間が

終わりました。


誰にも言えない恋愛

私に限って…

なんてない事ね。


人間らしく

女として生きた時だったのだと思う。


苦しかったけど、ようやく

1月で卒業します。

支えて下さった方々

ありがとうございました。