加藤令吉展、開催中です! | ちょっと、よこみち。

加藤令吉展、開催中です!

今日は用事の合間に
駆け込み!
松坂屋へお出かけ。



5月9日(火)のRADIO SANQにご出演いただいた
加藤令吉先生の個展にお邪魔しました。

令吉先生といえば、背戸窯二十二代で
瀬戸を代表する陶芸家!

これまでにもオンエアでは
ロータリークラブのコーナーや
イベントなどでも、
新たな視点を指し示してくれる素敵なお話や
時にかなり刺激的!なお話など
いろんなお話を聞かせてくださいました。

今回のオンエアでは
ものづくりをする、
表現をしていく上での発見や創作の源は
気付きであるというお話が印象的でした。

日常をいかに見つめていくか
そして気づいたものを記録することが大切であるというお話。

繰り返していくような毎日の中でも
同じ毎日なんてなくて。

先生は、ふと気になった何かは
必ずメモを取るんだそうです。

そうして色んなメモを書いたスケッチブックは
どんどん貯まっていって、

ふと見返したときに
『あ、これ面白いな』というところから
作品づくりの実験は始まり
新たなものづくりに繋がっていく。

今回の個展でも
そうしたメモから制作に繋がった表現が
登場しています。

作品の表面に素焼きしてから
再度、土をつける技法。

これにより、土の粒子を感じる顔や
デコレーションケーキを作る時の
クリームをナイフで伸ばしたラインのような
新しい線が生まれたそう。

また、香泥彩(かでいさい)や泥霞彩(でいかさい)という新たな釉薬の風合いも素敵です。

香泥彩は図録で見たら
土に馴染んださくらを思わせる色で
好きでしたが、
図録で見るより
もうひとつ艶やかな風合いで、
これが素敵でした。

泥霞彩は、霧のかかった風景の向こうに
物語を感じる景色で
これまた素敵です。


素敵なものをみると、
心が豊かになる気がします。


松坂屋での個展は四年ぶりの令吉先生、
毎日在廊してらっしゃいます。

会期は明後日、5月16日(火)まで。

美しいものを見て、
心に心地いい経験を。

松坂屋本館八階、美術画廊でご体感ください。