幸福な生活/百田尚樹 | ちょっと、よこみち。

幸福な生活/百田尚樹

3月4日(火)の「本との話」ご紹介したのは


幸福な生活/百田尚樹

でした。





「知らなかったら幸せだね。」という、
最後の一行にオチがついてる短編集。

19のお話、それぞれに街に居る普通の人が出てきていて。

それぞれの日常を生きている。


その日常の中での、それぞれの登場人物の悩みや喜びが、
最後の一行でガラガラ崩されるようなお話たち。


スゴイなー!
仕掛けだなー!


っていうポイントがあって
日本の小説って右から左へと縦書き展開ですよね。


で、オチの部分は
左のページを一番下まで読んで

そして一枚めくった右ページに一行だけ書かれてるの。


それまでの話の流れを
見事に片付けるオチたち。


めくって一行だけなんで、
ダイレクトに答え・オチが入ってくる感覚が楽しくて。



しかい全部短いお話だから、
読み慣れてくると・・・

「そろそろオチなんじゃない?」と
気になりつつページをめくっちゃう本でもあります。