座右の書の一つが世阿弥の『風姿花伝』や『花鏡』なのですが、「初めての心」を忘れない、その時々の初心を忘れないように心がけています。日本で活動をしていた時、あまりにも仕事が忙しすぎたこと、あまりにも若い時にテレビに出て「先生」ともてはやされたことが私自身の壁となっていました。シンガポールでしばらく充電をし、もう一度「初めての心」「絶頂期だった頃の気づきや儚さ」を噛み締めて、5年ぶりに本を書き下ろしました。
2010年に処女作を上梓してから著作はこれで20冊となるのですが、これまで家計の本を中心に書いてきました。家計をベースにしておりますが、この本は新たな領域へのチャレンジであって、私にとっては処女作と同じような思いがあります。情熱が読者の皆様に届くことをお祈りしています。また、お気付きのことがあればぜひご意見いただけましたら幸いです。今後の成長や改善に繋げさていただきたいです。