稽古開始時から殺陣の指導は続けています。多い人で既に5回目となります。やはり時代劇と言えば殺陣。そして海外の時代劇ファンは殺陣を求めてると思いますので、この映画ではもりもりに盛った殺陣のシーンが沢山あります。
しかし、殺陣が多いからと言ってその殺陣がかっこよくなければ意味が無いです。と言うわけで基本を役者にしっかり覚えてもらいそこから殺陣へと進化させようかと考えてます。
稽古には映画の中では殺陣が存在しない人も含めて全て希望者には指導しています。皆さん折角だからと結構まじめに練習してます。
殺陣と言っても様々ありますが、どうせなら今日本で普通に見られるような殺陣ではなく、しっかりとした剣術・居合の理合にのっとった力強い殺陣を作ろうかと考えてます。と言うわけで、練習はもっぱら基本の構えと打ち込みオンリー。
八双の構えや袈裟切りなどが兎に角綺麗に決まるように徹底的に基本を指導しています。
目指すのは、緊張感と一振り一振りの太刀筋が綺麗に決まる殺陣。派手さじゃない。本当の強さを持った殺陣を目指してます。また緊張感を持たせるために、お互い拍子をとるのではなく、相手が動いたら動くと言った緊張感ある稽古にしています。指導は当然監督ですが、監督は居合いと剣術をしっかりと修行し習得しているので、兎に角大事な事から丁寧に指導しています。
お陰で、たった数回ではありますが、大分緊張感あふれる殺陣になりました。もちろんまだまだ直さないといけないところはありますが、一撃の斬撃が決まるそんなカッコいい殺陣を目指します。
お陰さまで、たった数回の稽古でここまで上達しました。本番の撮影までにはどんどんと完成度を上げようかと思います。
本物に近づけば世界は評価してくれると思ってがんばります。
応援よろしくお願いします。