横浜映画クラブの過去の映画を紹介します
この作品は、低予算時代劇に挑戦しました。髪型などある程度は時代考証は無視して、こだわれる所にだけこだわりました。衣装は着物をそろえ、本物の裃を用意したり、脇差、本身の日本刀、また可能な限り正装をこしらえて作りました。特に見所は剣術家の浅野先生の大立ち回り(複数の敵を同時に戦う殺陣)や、剣術家同士の一対一の対決、そして礼法に法った介錯です。大立ち回りでは竹光を使いスピード感を意識し、一対一では、模擬刀を使い臨場感と緊張感溢れる決闘シーンを作りました。刀を振り回す現代のチャンバラでは無く、本物の剣術家が実戦ではどう戦うかを追求した本物志向の殺陣に仕上がっています。
また、ロケーションにもこだわりました。本物の文化財を有する寺院や現存する古民家などを活用し、時代その物は侍の時代に作られた本物の建物を利用しています。切腹は海外では特に責任を取るものと考えられていますが、本来は武士の名誉であった事を海外に伝えるためにこの作品を作りました。
海外で高い評価を受けており、多くの映画祭で入賞・入選を繰り返しており、またAmazonにおける配信でも☆4.5以上の高評価をもらっています。
この作品で培った物や遣り残した物を次回作「熱き浪人」に活かしたいと思います。
↓ブログランキングに参加しています。
執筆陣のはげみになりますのでクリックしてくださると嬉しいです!