こんにちは!劇団カナリです。
劇団ネモノ会です。
いよいよ本番が近づいてまいりました。
緊張感が漂うのかと思いきや、緊張感の「き」の字すら感じさせず自由な方々。そんな劇団員に、意気込みや気合を書いてくださいとお願いしたらこうなりました。自己紹介ですか??笑笑
どうか温かい目で、本番をご覧ください〜〜
吉田美織:出演
劇団ネモノ会の紅一点(笑笑笑笑)、吉田美織です。
実は私、ネモノ会メンバーとしての舞台は今回が初なのです緊張〜〜おえ〜〜
自分のヘンテコリンな身体性を生かして、『名の前』の世界観を皆様にお届けします👊うわーい
そういえば、桜木町駅なんか最近来たなあって思ったら、ぴあアリーナにスピッツのファンクラブ限定コンサートを見に行っていたのでした。私はスピッツとビートルズとジーンケリーが大好きです。知ってます?ジーンケリー。知らない人はググってくださいね。雨の日に唄いたくなる、アレの人です。
実は実は私は生まれも育ちも横浜市です。あ、育ちに関しては若干嘘です、何故なら、学校は小学校からずっと都内でしたから。でも、メンバーの中では間違いなく私が1番ヨコハマの人間ですね。好きな場所はカップヌードルミュージアムです。チキンラーメンに埋もれて過ごすのが夢。うふふ
安藤児珠:出演
衣装って素敵ですよね。お姫様の格好、みすぼらしい格好、海賊っぽい格好…カッコウっぽい格好、カッコウ…
『『『『『『『『『『『『『『『『
』』』』』』』』』』』』』』』』
まるで自分がそのものになったかのような気分になります。僕達は服に操られているのです。
いつから服を着るのではなく服に着られるようになったのでしょうか?自分とは服なのか…一体ナニモノなのでしょうか?でも服を着るとナニカになれる気がして、なにかにナレた気がして、とても心地が良いのです。とてもやりやすいのです。
衣装ってとても素敵なのです。
心ゆくまで楽しんでください。
永田那由多:劇作・出演
さあいよいよ始まります。
各々が持ってきた作品をぶつけ合い、審査員に点数をつけられ、優秀な者たちが第二ラウンドに挑む。
そう❗️M-1‼️
僕はこれを非常に楽しみにしていました!なにしろ永田の推し、キュウが決勝に出るのです。
新しい概念をあの少ない時間で共通理解させ、発展させていく。
あれこそ僕がやりたいなーと思ってたことで😭
でも大会が近づくにつれ気が付いてしまいました。
「あれ!M-1生放送見れないじゃん!!」
そうです。ヨコハマ学生演劇フェスの2回目の本番の真っ最中です。
大丈夫です。吹っ切れました。もう見れないことは確定しております。
六本木ヒルズではなく、桜木町ヒルズで我々の戦いは開催されます(結構会場へ行くまでの坂がキツイ💦)
僕のやりたいことをスタジオHIKARIでやりたいですねー。
頑張りますー👍
キュウも頑張れー‼️
井上祥多:演出
ネモノ会として2度目の本番。そして、劇団ネモノ会としては初めての本番です。私は照明卓にいます。
座右の銘「なにかしら頑張ろう。」
尊敬している(?)ドアラ先生(中日ドラゴンズマスコットキャラクター)のお言葉です。とっても便利なで心の支えとなる言葉です。
中日ドラゴンズ、大変です。血の入れ替えが加速しております。応援するだけです。なにかしら頑張ろう。
これまた尊敬してやまない羽生結弦さんのアイスショー「GIFT」に申し込みました。大抽選になる気がします。運を信じてなにかしら頑張ろう。
稽古。アクシデントとか上手くいかないこととか不安なこととか山ほどありました。楽しいこともいっぱいありました。なにかしら頑張った。
本番。ひとつだけ。なにかしら頑張ろう!!!!
そんな私たちの「名の前」ごゆっくりお楽しみくださいませ〜〜
【またまたまた告知】
劇団ネモノ会では、2023年2月に第2回公演を行います!
劇団ネモノ会第2回公演
「窓際に盃を!」
2023年2月17日(金)〜19日(日)
計5回公演
北池袋新生館シアター
チケット1枚2500円🎫
↓チケット予約フォームはこちら↓
https://www.quartet-online.net/ticket/nemonomadogiwa
作 永田那由多
演出 井上祥多
出演 吉田美織 安藤児珠 永田那由多
運営の橋本です。
いよいよ本番が始まります!
オープニングアクトを務めてくださるイマにヒとコへ(え)の脚本家の花香さんと、演出の木川さんにお話を伺いました。
なんと総文字数3000字越え…😲
とっても面白い内容になっておりますので、ぜひ、本番前に読んでいただきたいです…‼
橋本:まず初めに、昨年度ヨコハマ学生演劇フェスに出場するに至った経緯をお聞かせください。
花香さん:私も木川も2020年度のヨコハマ学生演劇フェスを観ていて。当時出場していた枯井戸企画さんが同じ大学由来の団体で、ひまじん企画さんの石川はるかとは友人なんです。楽しそうなイベントだなと思っていた所に、石川はるかからフェスをまたやるよ、と教えてもらいました。学生限定ではなくなると聞き、木川が演出をしていることは知っていたので、声をかけて一緒に出場しました。
橋本:前大会では大賞と観客賞のW受賞を果たされました。当時ゲネで観劇させていただきましたが、ここが勝つなと正直思いました。昨年度から圧倒的な存在でしたが、1年経ってどのような変化、成長がありましたか?
花香さん:一番最初の頃は、友人関係ではあったけれど、一緒にお芝居をつくるのは初めてだったので、お互いのやりたいことや歩調をなんとなく合わせつつやっていましたが、1年経ってそれが自然と合うようになりました。
そうなった背景は、木川と「対話」しながら作品をつくることを大事にしているからだと思います。あえて合わせに行かなくても、考えていることを察し合って、お互いの最大値をつくるにはどうしたらよいのか、と考えられるようになりました。
木川さん:づみさん(花香さん)が言ってくれた通りだと思います。個人の話をすると、僕にとって去年の『日々ゆきあうは他称の線』のような古典ではない新作をやるのは初めてのことでした。1年間あの本で走らせてもらったことで、視野が広がったところは成長したなと思います。
もう1つは、づみさんがブログにもあげていましたが、僕は自分の演出論をつくっていて。それをイマにヒとコへ(え)の現場で固めているので、自分の演出論が成熟してきているなと感じます。
橋本:昨年もみづほさんは木川さんのことを「視野が広い」というようにお話しされていましたが、そこからさらに広がったということですか?
木川さん:「何ができるのか」ということをたくさん考えるようになったなと思います。会話劇とはこういうものだ、と決めつけないで作れるようになったところは成長したところだなと思いますね。
花香さん:のっかるようですが、私もできなかったことをやれるようになったなと思います。私はもともとストーリー性が強いお話しを書くことが多かったんです。でも前作は明確なストーリーというよりは、日常の積み重ねの作品で。あれを木川と一緒にやったことで、話に必ずしも確かな筋がなくても、作品が信用できるようになったところに成長を感じます。
橋本:稽古場での、花香さんと木川さんの仕事の棲み分けはどのようにしていますか?木川さんがメインで進めていらっしゃるのか、それとも花香さんとW主軸で進めていらっしゃいますか?
木川さん:99%僕です。脚本家が脚本を仕上げる、それを演出家が解釈する、それを今度は俳優さんに解釈してもらい、最後に観客に届ける、というルートを見ています。なので、脚本を書いてもらったら、稽古場にはいてもらうけれど、基本的には全部僕が請け負います。
花香さん:ほんとにそうです。私は脚本家が演出に手を出すよりも、出来上がっていく様子を見ている方が好きなので。稽古場でやっていることがあるとすれば、木川が考え事を整理したいときに、壁打ちの壁になることですかね(笑)。あくまで演出の領域に入らないよう、脚本家というよりは賑やかしとして稽古場にいる感じです。
橋本:私の経験上、脚本家が演出に関わることも多かったので、脚演がバラバラでも作品を成立しているのがすごいな…と思ってしまいます。お互いのことを信頼し切っているからのように思いました。
花香さん:信頼しているというのもそうなんですが、そもそも脚本家と演出家って別の役割だと思うんです。演出をつけたら、俳優さんが演じてくれたら、照明さんが明かりをつけてくれたら、音響さんが音をつけてくれたらどうなるだろう、と考えながら原材料を提供しているだけなんです。私は自分のことを小麦農家だと思っていて(笑)。演出家がパン屋さんだとしたら、小麦農家がパン屋さんがつくるパンに口を出したらおかしいじゃないですか?だったら自分でつくればいいじゃん!って。木川を信頼しているのもそうですが、ここが1つ私が大事にしているポリシーですね。
木川さん:学生演劇だと脚本書くから演出をやっている人が多い気もしますが、外に出てみると、脚本と演出が別になっていることの方が多いので、特別なことをやっているという感じはないです。
花香さん:木川も脚本を書きたいというよりは演出ありきですし、私もそんなに演出をつけたいという気持ちもあまりないので。お互いの専門分野はここだよね、と線引きをしています。
橋本:お互いの専門分野は線引きしているとのことですが、作品をつくる上で団体内で1つ共通認識がないと作品がうまくまとまらないこともあると思います。
全員に共通しているテーマなどはありますか?
木川さん:全員で共通させている強いテーマはあります。いまこえではそのテーマを演出部だけで抱え込まないところが大きいですね。僕とほづみさんで話し合ったテーマをもとに、役者さんたちともう1回テーマをつくります。なので、「どの方向に向かっていくのか」に関しては強い稽古場だと思います。
橋本:今作も前作も、どこか「時間」について考えさせられるところがあります。劇団名からも「イマ(今)」が強く印象に残るように思います。イマにヒとコへ(え)という団体として「時間」というのが1つのテーマになっているのでしょうか?
花香さん:それは違うのかなと思います。イマにヒとコへ(え)は良くも悪くも劇団名に深い意味を持たせていないんです。ただ、劇団としての共通テーマがあるとすると、「人類賛歌」ですね。身近に生きている人たちが好きだというのが、私と木川君の共通項なので、人類を肯定するような作品をつくりたいというのがあります。そうなったときに、身近な現代に生活する人たちに目線が向いているのだと思います。必ずしも「時間」や「今」にこだわっているわけではないです。
木川さん:同じくです。
橋本:前作はとても透明感のある作品で、40分という時間がもっと短く感じたり、もっと長い時間にも感じました。今作の通しを拝見しましたが、やはり時間の流れが変わる瞬間があるなと思います。本番観させていただくのがとても楽しみです。
木川さん:どういう伝わり方をするのか、どういう目線で見られているのか、どう見るのかをすごく考えてつくっています。これはミザンスとは別の話で、ミザンスが「見せ方」だとしたら、僕が考えているのは「見方」なんだと思います。
どこが気になるのか、何がほしいのか、何をどう操作したらどんな反応がくるのか、検証しながら稽古をしています。それを「稽古場で」やっているのは僕だけなんですが(笑)。
花香さん:でも私も情報の出し方はすごく気にして脚本を書いているので、そこは相性がいい所なのかもしれないですね。
橋本:「見方」というのは観客側に立って、ということですか?
木川さん:そうですね。具体的には、お客さんの目線、視線誘導です。見てほしい所と見てほしくない所を、目を使った実際の視線と、心理的にどこが気になる気にならないといった心理的な視線を使って表現します。
じっくり考えてほしいところは時間がゆっくり進むように、後で気づいてほしいところは勢いで走らせる、など、時間の流れを演出側で操作しています。
橋本:確かに、イマにヒとコへ(え)さんの作品には、不思議なミザンスや動きが多いなという印象があります。
花香さん:そうですね。絵面を気にするというよりかは、どういうことを伝えたいか、どう見てほしいかを重視して、木川は演出をつけていますね。
橋本:なるほど…、すごく面白いです。
私が経験してきたのはどちらかというと見栄え重視の現場だったので。
花香さん:作品によってはそれがマッチすることもあると思います。ただ、イマにヒとコへ(え)はエンタメというよりアート…、と言ったら言い過ぎかもしれませんが、そっちを目指しているので、今のやり方が合うのだと思います。
橋本:最後に、今回の作品のテーマについて、お話できる範囲で伺えますか?
花香さん:今回は「時間」というテーマの中でも、「7:30」を切り取っていることが大事ところです。今作は、昨年ヨコハマ学生演劇フェスに参加したから生まれた作品で、いただいた講評に対するアンサーといいますか、1年経ってこんな風に考えてきましたよ、という内容になっています。これについて説明してしまうと野暮なので、具体的なところはぼかしてお話ししていますが…(笑)。
でも、逆にこの作品のテーマが一体何なのか、考えながら見ていただくのも良いのかなと思います。「時間」なんだけど、じゃあどうして「7:30」なのか。「だから何?」というところまで考えて見ていただくのも面白いと思います。
木川さん:同じくです。テーマを考えながらみる、というのと同時に、つくりあげながらみてもらえたら、これ以上の伝わり方はないかなと思います。ですが、ほぼ同じくです。
運営の橋本です。
この時間の投稿になってしまいました…。
毎日バタバタと準備していますが、1日が終わるのがあっという間で、早く本番が来てほしいような来てほしくないような…。
そんな気持ちで今もブログを書いております。
それではフェスの近況報告を!
昨日は小屋入りでした!
早速、出場団体の学生と仕込み作業に取り掛かりました。
なんと2時間巻きで作業が終了😳
この調子でどんどん本番に向けて進んでまいります!
今日は団体リハーサルです。
本番前に、実際に舞台で練習ができる最初で最後の機会です。
稽古総見で作品を見させていただきましたが、音響、照明、衣装、小道具など、フルセットで見るのはこれが初めてなので、今からとっても楽しみです!!
いよいよ明日から本番が始まります。
オープニングアクトを務めますのは、昨年大賞に輝いた「イマにヒとコへ(え)」です!
実は先日、イマコえさんにインタビューさせていただきまして…。
昨年ご一緒させていただきましたが、当時は中々声をかけられず。あの時聞きたかったこと、イマコえについてもっと知りたいと思ったことなどなど、たっぷり伺いました!
今日中にアップしますので、ぜひご覧ください!