こんばんは。劇団 irodori の作演の秋山です。
劇団が発足したいきさつは、「劇団 irodori 第一週『自己紹介と意気込み』」の方で書かせていただきました。ぜひそちらを見ていただけると嬉しいです。
今日は、僕たちが今現在、どんな形で活動しているかをお話ししようと思います。
今回の公演「凍晴れ」には12人で取り組んでいます。実は劇団 irodori としての正式な劇団員は、そのうちの6人です。半分ですね。
ともあれ、客演やスタッフで入ってくれた6人も劇団員の6人も、三日月座がベース、出身地の人間ですので、同じ畑の仲間、同じ釜の飯を食う仲間、仲良しこよし、という間柄です。
今回が旗揚げ公演になっていまして、外も内もなく、劇団員も客演もスタッフもなく、12人でとにかくやってみよう!という気持ちでいて、12人の立場の違いもなく進行しているのがいまの状態です。
三日月座の流れを汲んで、いつも僕たちが演劇をつくるようにして、作っています。ただ、外の劇場で公演を打つという初めてのことに、12人全員で四苦八苦していますが。全員、勝手がわかりませんから。
だから、PR映像だとか、劇場との連絡だとか、毎回頭を悩ませながら、やっている感じです。まあ、それは僕じゃなくて主宰の挽田くんが一番だと思います。
一番頭が痛くなったのは先月1月末のかながわアートホールでの稽古を設けていただいた時のことでした。
ホールでの演劇は初めてです。高校演劇をやっていた人も何人かいますけど。それでも、高校演劇時代とはわけが違いますね。顧問の先生の力という、いわばドーピングが使えないのですから、自分自身でやらなくてはなりません。
ホールの大きさに委縮していました。ホールスタッフの方への対応も、たどたどしくなってしまって。
だからもう、とにかく、外部の劇場という新世界に臆しながら、ビビりながらも、勇気を毎回振り絞って、やっています。僕は結構、ビビりなので。豪胆の持ち主だと、こうはならないです。
でも、ふつうはビビりますね。
で、隣の、例えば挽田くんがあたふたしていて、「あぁ、こいつもビビッてるな」と思うと、力が湧いてきます。挽田くんも勇気を振り絞っているのが、わかるからです。
誰かが完璧に劇場に順応できるのは安心感のあることですが、僕たちのようにわからないながらに、困惑するその気持ちを全員で共有できるのも、なんだかいいな、と。僕たちにしか味わえないスリルだろうな、と思います。
ひとりだったら、不安に立ち向かえません。
隣でビビりながら、演技をしたり、演出をつけたり、バミリをはったり、舞台装置を用意したり、ホールスタッフさんと話しているのを見ると、僕にも意志が湧いています。みんなが勇気を出しているから。「おれもやるんだ」と思えます。
話が少し逸れましたね。座組の紹介です。
先程、劇団員と客演やスタッフもさして変わらないと書きましたが、実は、劇団irodoriとして動いている企画があります。
ラジオ企画です。
隔週土曜日22:00に、ラジオ配信をしています。昨日、2/6に投稿されました。コントやらフリートークやら、やっていますので、ぜひ寝る前のリラックスタイムに活用していただきたいです。
次回の配信日は、本番直前の2/20となっています。
色々、試していきます。
それでは、劇団irodoriでした。