こんばんは。劇団irodoriの秋山です。



気候が安定しませんね。少し暖かくなったかと思うと、厳しい寒さがやってきたり。今日は雨でより一層寒さを強く感じました。


季候に触れるという無難な書き出しですが、最近、寒さを身に染みて感じることが増えてきたので、鬱憤晴らしに書かせてもらいました。

というのも、僕たち劇団irodoriは、他の団体さんもそうかと思いますが、1月に入って、本格的な対面稽古が始まりました。
対面稽古、という単語が生まれたのはコロナのおかげですね。今まで、聞いたことありませんでしたから。こういう新しい言葉がどこからともなく生まれて、いつの間にか浸透するのは面白い現象だと思います。
対義語は、オンライン稽古ですかね。単に「稽古」と一口にいっても、オンラインと対面という観念が生まれたのは、いいことだと思います。
僕は、「オンラインの稽古は意義が薄い」派の人間ですが、コロナが去った後も、対面でやる時間がなかったり、対面でやる必要のない稽古をオンラインでさっとできると思うと、コロナの襲来もマイナスだけではない気がします。
言葉と同様に、オンライン稽古も浸透して、意義を見出せたのはいいことです。

話が少し逸れましたね。寒さを強く感じた話に戻ります。
いまのところ一番お世話になっている稽古場は、「軽井沢コミュニティハウス」というところで、僕の下宿からはだいたい徒歩15分です。移動中の15分間、とにかく寒くて、はやく暖かくなれ、と心の中で文句を言いながら通っています。
でも、みんなその寒さに耐えて集まってくれることを改めて考えると、すごいことです。
頭が上がりません。

劇団irodoriは、このヨコハマ学生演劇フェスが旗揚げ公演、初めての公演です。つまり、稽古をするのも初めてです。
今まで、大学サークルで演劇をしていた人間ばかりですから、稽古場には困ったことがありませんでした。大学構内の、いつも決まった場所で稽古をしていました。当然無料で使えますし、時間に限りはありませんでした。
今回、外部の稽古場を探して、借りて、限られた時間で稽古をするというのは初めてのことでした。
そういった劇の制作的側面を僕は受け持っていないので、稽古場を毎回用意してくれる方々には頭が上がりません。
 

という具合に、稽古場に集まる方々にも、用意してくれる方々にも、とにかく感謝することしかできません。

ただ、情けないことに、僕は遅刻癖がどうにも直りません。
多くの労力のもとに稽古場があって、時間も限られている。
今回の記事を書くにあたって、こんな当たり前のことに気が付いて、今の自分の稽古でいいのか、と自省しました。あぁ。

初めての稽古、初めての公演。
とにかく手探りでも、自分の目指すところを持って、稽古場づくりに向き合っていかなければなりません。


先週に引き続き、ここから余談になります。
一昨日(1/22)、プロデューサーの真坂雅さんのツイキャスで、参加団体へのインタビューをする会が設けられました。劇団天の河神社代表の鳥居和真さんもご一緒で、劇団irodoriからは、主宰・挽田と僕、堀が参加させていただきました。
真坂さんや鳥居さんの劇に対する考えとか、フェスへの考えとか、演劇への熱い思いを聞きたい方は、アーカイブが残っていると思いますので、ぜひご覧ください。真坂さんのツイキャスからご覧になれます。挽田と僕と堀も、アガってますが、精一杯喋っています。よろしくお願いします。

それでは、劇団irodoriでした。