今回のブログの担当は、劇団天の河神社の鳥居和真です。

 

先週は、うちの座付き作家の中島千尋がこえブログが担当しました。

が、今回は鳥居が担当するんです。

 

 

なぜかというと、今回のブログのテーマが、「上演作品の見どころ紹介」についてだから。

 

 

ちなみに今日は、初の出演者との顔合わせ・読み合わせがありました。

今時代、オンライン稽古っていうのがあるわけですから、私たちもやってみたわけですよ。

 

 

これがね、なかなかに難しい。

 

 

ネットワーク状況とかテクニカル的にも厳しい部分もあるし、実際会って稽古しないとわからない空気感や熱量みたいなものも画面というものを通してじゃないと視覚的に捉えることができない現状がもどかしいです。

 

ですが、こうやって時間をあけることなく、誰かに共有できるというのは本当にありがたいことだなと科学に感謝しかないわけです。

 

 

 

 

さて、本題の「上演作品の見どころ紹介」に入ろうと思います。

 

 

うちの劇団は、皆様も知っている通り途中からフェスに参加しています。

12月後半に入るところで、お話を伺って、そこから戯曲作り・・・

 

 

「時間がないどうしよう」となったなったわけです。

 

なんせ、僕らの劇団の作品作りはちょっと複雑でして、僕が話の骨組みを作り、座付き作家の中島千尋がさらに土台工事から完成に至るまで作るという2段階で作っているからです。

 

 

 

特に困ったのは、僕が作品の構成を考えるのが、本当に遅いこと。

 

 

 

困り果てた僕が導き出した答えは、「劇場」をテーマとした話を書くと言うことでした。

 

 

僕は、劇場が大好きです。

 

 

その空間の素敵なところは、役者やスタッフ、そして作品を見てくださっているお客さんと一緒に作品を作り上げることができるからです。

 

劇場全体が共鳴した時の作品のパワーは、計り知れないと僕は思っています。

 

「劇場が揺れる」なんて言葉がありますが、これは本当に揺れるんですよ。

 

建築物の問題とかではなく、揺れるんです。

 

 

これをね、僕は少ない生きている時間の中で一回だけ体験したことがあります。

その経験がより、僕を演劇の面白さに深く入り込むきっかけとなった一つです。

 

 

少し脱線してしまいましたが、僕にとって劇場はなんでも起こりうる場所なんです。

 

 

現実的に起こり得ないことも起こすことができる奇跡の場所です。

 

 

その可能性にありふれている「劇場」をテーマになんでも起こる作品を今、作っています。

 

 

最後に僕が今回の上演する「カーテンコールが終わるまで」気に入っているセリフがあるので、それを書いて終わりとします。

 

 

 

‘’俺たちは、ハッピーエンドにこだわり続けなきゃいけないんだ、しがみついてでも。ハッピーエンドを起こさなきゃいけないんだよ,,