5月に始まった拡大写本講座は、全14回のカリキュラムを終えて、8月の先日に無事終了しました。
ひらがな、カタカナ、ローマ字、漢字等、真っ赤に添削されて、小学生じゃあるまいし、、、「こんなことやってられない!」「馬鹿にするな!」と、きっと思われたに違いありません。
(私自身もそうでした~~~!)
それでも、受講生の皆さんは、酷暑の中、頑張って通ってこられました。


基礎編を受け持った講師2名は、初めどうなるのやら・・・と心配していましたが、6回目あたりから、読みやすい文字、マス目一杯の大きな文字を書かれる方が増えてきて、小躍りして喜んだのでした。

誰の為の拡大写本か、何の為の拡大写本か・・・、口を酸っぱくして言ったきたことの意味が、なんとなくだろうけれど、分かってくださったように思われました。



一緒に講師を務めた方は、今講座が講師デビュー。
「これが、講師を務めたご褒美ですね。嬉しいです。。。」と、大感激されました。



こうしたことは、講座を受け持つ度に、毎回感じることなのですが。。。



が、そんな方ばかりではなく、講座中は「うまく書けない」「みんなの脚を引っ張っている」と涙を流された生徒さんが、実際に拡大教科書を書くようになってから、目を見張るほど変わられて、大感動したこともあります。


講座中に、拡大写本の意味が分かる人、拡大教科書を実際に書くようになってから、やっと分かる人、何年も経ってからやっと分かる人、、、。

偉そうなことを言いますけれど、「人を育てるって、時間がかかる」んですね。
そのためには、焦らず、怒らず、ゆっくりと懇切丁寧に、、、教えなくちゃいけないわけで。。。



総括はマダムから、と言われていたので、


・上記の件を話したあと、
・ボランティアが自己満足に陥らないように!
・ボランティア活動をする私たちの前には、必ず利用者が居ることを忘れないで!
・誰の為の拡大写本か、何の為に拡大写本を作っているか、、、?
・利用者が何を求めているのか、いつも利用者の側に立って活動して欲しい!


などを話しました。