随分昔のことになりますが。。。

ある皮膚科の先生の講義内容を、お話ししようと思います。



『アンチエイジング。美容皮膚科でできること』という題で、皮膚科に美容皮膚科を併設されている先生がお話しされました。


副題は「スキンケアをみなおそう  ~うるおいのある肌へ~   皮膚をいじめない、養生しよう♪」。


私がいつもお客様に申し上げている「化粧水や美容液、クリーム等を肌につけるときには、優しく肌を包み込むように押し込むように。」にも繋がると思います。



エイジングの原因


 1.光老化

     季節に関係なく、紫外線は真皮層にまで入り込んでコラーゲンやエラスチンの変性を招き、その結果シワやシミができる。


 2.さび(活性酸素による)

     ストレスや脂っこい食事、添加物などが原因になることが多い。


 3.皮膚の乾燥


 4.細胞を作る力の低下

     ターンオーバー(正常なら28日)が遅くなる。

 

  等がある。

  

   ↑ 加齢とともにターンオーバーは、28日+α(年齢?)と、どんどん遅くなっていくんですよ。




美肌の条件


 1.水分、油分のバランスがよい。


 2.新陳代謝が活発である。


 3.キメが整っている。


   こと。



キメが整うとは・・・

皮膚の上部の角質層が綺麗にレンガ状に並んでいること。

皮膚は、上から角質層、顆粒層、有棘層、基底層、真皮、皮下組織となっている。

角質層にセラミド、皮脂、NMF(天然保湿因子)が充分にあると、レンガ状に綺麗に並ぶけれど、残念ながら年齢とともに減少してしまうので、角質層のケアが大切になってくる。




皮膚の三大ケア


 1.紫外線ケア

     SPF30くらいは必要?   A波をカットする目安の++は必要。

     洗濯物を干したり、ゴミを出したりするくらいなら、SPF15くらいで十分。


 2.保湿ケア

     皮膚・・・ワセリン、親水軟膏
     角質細胞間脂質・・・セラミド
     NMF・・・アミノ酸(ロイシン、セリン)、尿素等
     真皮層・・・コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、へパリン様物質

 3.角質ケア

     ピーリング(たまに)なども効果的?



美容皮膚科的治療には1.シミ 2.シワ 3.たるみ 4.乾燥 があるが、すべてのものに効くとは限らないとのこと。。。



要は、★★美肌は一日にしてならず、毎日の積み重ねが大切である




とまぁ、こんなことを話されました。

テレビは雑誌、本などでみなさんが良く知っていらっしゃることばかりです。

でも、、、ここが肝心!

知っていることと実行していることとは違うのです!!


肌に多少のシミやシワがあったとしても、潤いのあるキメの整った肌は、それを補ってあまりある、と先生はおっしゃっていました。


いろんな方のお肌に触れていると、本当にその通りだと思います。。。