あの風貌と梶原一騎先生の実弟という存在から、
真樹先生が誤解されてるのが僕は我慢ならなくて、SNSを通じて真樹先生とのエピソードや先生が亡くなってからの僕らの空手への取り組みをずっと発信してきました。

「真樹道場って真樹先生が亡くなっても、まとまりがあって凄いですね」

最近、よく他流派の先生方から言われます。

離れていった方もいますが、大半の方は力を合わせて篠原代表のもと、真樹道場をこれからも盛り上げていく為に協力してくれました。

2012年1月、真樹先生が突然亡くなって、心の準備も出来ていなかった僕らは、先生のご自宅に伺いお別れをした後で、話し合いました。

先生は亡くなる数日前まで、常に先頭に立って稽古をされていて、稽古を続ける事をとにかく大切にしていました。

真樹先生がいた頃と同じような運営は出来ないので、組織を大きくすることや、今までのような華やかな興行や大会を開催する事よりも、真樹道場生が稽古を続けていける事を最優先にして、稽古で繋がる組織として運営していこうと決めました。
その為に、主催支部の負担が非常に大きかった全日本大会、ジュニア大会などの主催大会は、2019年までに全てやめました。

これからも指導者自らが道場生と汗を流し、支部の垣根無く後輩を育成し、稽古を続ける事を最優先に皆で汗を流していける真樹道場でありたいと思います。
「君よ共に流す汗を信じよ!」
昔、現代カラテマガジンの真樹道場の道場生募集広告にあったキャッチコピーですが、まさにこれが僕らの軸だと思います。