四季養生学では、今の時候、真夏のピークに達し、季節の変わり目の土用、そして立秋へと移行します。

この時期のことは、一文字では「否定」の「否」と表します。

否:大暑~立秋 否は否塞。ふさがって通じぬこと、陰陽が相通じず。

上下の意思が疎通がない状態、ゆえに人道の正常な状況ではなくなり君子はいかに貞正を保っても良いことがない、
大が上に登って去り、小も下にさがり陰陽相和する機会がなくなる。

 

とあります。

睡眠はとてもこれから1か月ぐらいは質も時間も熱帯夜では低下することもありますので、ゆっくり休むようにしましょう。

冷房も夜分にずっとかけ過ぎると夏風邪の要因になることがありますので、時間配分も調整が大事です。

(※最近の感染者数増加の報道もありますが、傾向として多くの飲食店、スーパー、コンビニエンスストア、電車内での冷房の強度があり、
薄着が極端で運動習慣がない方で低体温、マスク着用の影響で呼吸機能低下体質での積み重なった冷房病も可能性として含まれると考えられます)

基本的に、一般的な方法論は日々メディア経由で多くを知らされますが、本質的な体質で、呼吸機能は良好で、血行促進で「高体温、高酸素体質」では、しっかりと身体を作って来ていれば、真夏は高温多湿ですから、可能性も確立も低くなる時候です。

オリンピック選手、関係者などの感染報道も聞かれますが、肉体疲労での、免疫力低下状況で、睡眠不足、夜遅くまで羽目を外すなどの行動を、連続的に行う方々は多いことが関連していることも予測できます。

やはり「身体のしくみやはたらき」を知り、機能強化と、日々のバランスのとれた生活であれば、心配の可能性も減り、
自発的で積極性のある心身の活性化と実感からの、「気分、気持ち」の状態で人間は自身のことを把握できます。

※病人の研究から始まる、ひたすら完全な病気の研究、そして対策意識が特徴での西洋医学的教養のみでは、
こうした不安や心配の広がりは、ペストが代表されるように分かります。

日本は清潔で常日頃から、心身への配慮も大きく、そこに歴史ある2500年の伝統中国医学の養生学、
実際の運動効果で活性化を実践・実感できる「導引術(気功) 五禽戯 太極拳、武術拳種」を私たちは修得していますので、安心できます。



最近は、コ順天堂大学医学部の小林弘幸教授は『最高の体調を引き出す 超肺活』(アスコム)の書籍の中で、「筋トレよりも『肺トレ』をしてほしい。肺は、心臓や全身の血管の健康に深く関わっている。コロナ禍を乗り切るためにも肺を鍛えたほうがいい」という意見を述べています。

 

 

 

日頃から申し上げている四季養生学の内容と合致しています。

 

 

 

 

 


私は、本当に1982年の13歳から始めた、太極拳、中国武術、導引術や五禽戯などの健身気功をずっと39年間ひたすらに修練して来て、
その心身感覚と医学教養を学んで歴史的な文化教養として具体的な理由を根拠を持ち実践と活動を絶え間なくやって来たことが本当に、
本能的な直感や実感役立ち、良かったことをこのコロナ問題のあった1年と4か月の間に実感しています。

 

 

 


今は、大きな国際社会の変革期でもあります。


私達は、期待や希望を持って、将来にも明るさを感じて元気に過ごし、会員の皆様の仲間同士、切磋琢磨、奨励し合い、この夏を元気に過ごしていきます。

昨日は太陰暦 六月十五日の満月です。

 


2か月後は、中秋の名月です、その頃はきっとゆっくりと落ち着いていくと思います。

心身へは リラックスして、効率よく、効果を上げて、着実に元気に楽しく過ごしていきましょう。