季節は冬の3段階目(1段階めは、3か月前の立冬:晩秋の空気から冬の空気へ変わる時期 2段階目は、1か月半前の冬至で地上の多くの植物がすべて活動を終える時期、そしてお正月明けの小寒から”寒の入り”そして大寒を迎えて昨日はロシアの方向から流れて来る寒気団があり、今朝は初のー1度を記録しました。
もうここで、関東地方の横浜地域では、気温が下がることはありません。
この時候で、例年の真冬の寒気に呼吸器が慣れて、運動効果で良好な体温維持のできる身体づくりがうまく行った時点で、身体への安全意識から来る”安心感”を持ち、ゆっくりと季節の移行を待ちながら初春の訪れを楽しむのに向く季節になりました。
新型肺炎騒動で、報道が溢れかえるようになったのは、ちょうど2週間前ぐらいからでした。何度も何度もしつこく同じ内容を繰り返すこと(サブリミナル効果)をマスメディアが行う時は、
かえって冷静さが必要です(同じ内容を圧倒的多数に刷り込む意図があるように感じるからです)
私は9年前の2011年の震災の後の「原発騒動」や2014年秋の中国の「サンゴ騒動」の時も冷静に状況を分析していて気づきました。
それは「対象の分別:対象をしっかり分析して分別して考える」
これが一番大事です。
今回の「新型肺炎騒動」での、体質について、本当に心配をすべき対象の方々の体調については、2つ。
「肺活量が低く呼吸器の弱い、低酸素体質」「全身運動(心臓の活性化)や意識運動(脳の機能強化)を行わない運動不足が原因での、低体温体質」に可能性のある方々として該当します。
そこへ「睡眠不足」食事でとる五大栄養素での食材の質が、体内の免疫力での抗体を持つ体液を作るうえで重要な栄養分(鉄分、ビタミン)の不足している方で、多くの動物性たんぱく質、炭水化物、脂質の摂取の多い方は、更に体質において対象になると感じます。
つまりは「肺活量が強く呼吸器が丈夫な、高酸素体質」「全身運動(心臓の活性化)や意識運動(脳の機能強化)をよく行っての、高体温体質」には可能性のない方々です。
そこへ「睡眠を十分に取り」食事でとる食材が、体内の免疫力での抗体を持つ体液を作るうえで重要な栄養分(海藻類やキノコ類によく含まれる鉄分、冬野菜に代表される白菜やゴボウ、ニンジン、じゃがいもなどで新鮮なビタミンを多く取って、豆類で豆腐などで植物性たんぱく質を多く取っている方は、体質において対象にまったくならないと感じます。
そう考えれば、私の中国大陸との付き合いは長く、1985年の春3月からなので、もう35年間をリアルタイム進行で見て来ると、
ここ数年は大きな経済発展と同時に「健康問題」がとても大きくクローズアップされていて、そのことも上記においても関係していると思います。
本来は、この時期は呼吸器の弱い方で目立つ咳込み方をする方々を見かけるようになる季節ですが、この1週間は横浜~東京の街のなかでも、あまり見かけないので、対象者はおそらく外出を控えている可能性があるので、かえって心身が健康・健全な方々は安心ができると思います(笑)
この時候もまだ油断は大敵なので、
朝目覚めた時には既に喉が渇いていて、鼻が塞がったと感じた時には、すぐに鼻の息の通りがよくなるように、洗面所などでの鼻洗浄(鼻うがい)をこまめにすることが大事です。
そのためには方法として、普段からの意識呼吸法での、口吸鼻呼(口から息を吸って鼻から通す)をしっかりと行い鼻の通りを確認して、それから鼻吸鼻呼(鼻から息を吸って鼻から通す)に合わせて鼻の奥の鼻咽近くまで水(ぬるま湯)を入れ、そのまま吸い込まずに、鼻咽近くに触れたら、一気に息を出し、眠っている間に鼻の奥あたりに付着した「ほこり」などを洗い流すようにします。
そして口の中のうがいを行い、特に喉と鼻の繋がる付近をよく漱いでいくと、潤いが戻りスッキリとしていきます。※私は鼻から水を入れて口から出す「鼻咽~咽喉洗浄」を行えます。
(痰が喉の奥で溜まるのは鼻の内部の水分を外へ出さずに無意識でも体内に引き込んでいることが原因です)
今の時期でこのような鼻呼吸の質を高くなっていることで、これからだんだんと季節は進み、空気中の湿度も上がり、気温も上昇していくことで、呼吸器障害の可能性は実は環境的にも下がっていきます。
実は、鼻呼吸ができなくなることで、咳込みの回数が多くなり、止められなくなる喘息、
気管支炎、肺炎という順になり、鼻呼吸ができなくなり、口呼吸になることでウィルスもすべて口から入ることで「新型肺炎」だけでなく「インフルエン」ザも発症します。
そのために鼻呼吸の通りでの重要性を常に意識することが、すべての風邪予防につながります。
そして「風邪を引く」という俗称は「北風に乗ってやってくるウィルス:邪気を体内へ引き込んだ」という意味で「風邪を引く」というようになり、
正式な病名は「感冒:感覚が冒される」で、
最初は鼻呼吸ができなくなって嗅覚が冒され、次に寒気から触覚:皮膚感覚が冒され、
次第に鼻に関連する聴覚:耳の感覚、味覚:口の感覚も冒され、視覚:目にも影響が出て、
5感がすべて冒されると脳機能も冒され、ダウンするというものです。
ですから、普段からの五感を機能させておくことが、直感と本能のはたらきで いち早く、寒くなると起こりやすい病をすべて未病のうちに治すことができるようになります。
古くは、賢いことは、人は病を治すのではなく、病の要素を未然に防いでかからないようにする(未病を治す)、と言いました。
今年の今現在のリアルタイム進行中での季節を迎えは、こうしたことは非常に重要だということを確信して、理解を深めています。
振り返れば私は指導で毎年毎年と繰り返し、今年で24年めになりましたが、世間でこうした知性を知る人とそうでない人との差が大きくなります。
五常の徳と五行の関係で、春は養仁、夏は養礼、秋は養義、冬は養智、そして各季節の変わり目の土用が養信といいます。
今年の初春を想うに、昨年の秋から養義、この冬の養智、そして各季節の変わり目の節分までの土用での養信を感じると、この春の養仁、そして「養生:生命力が養われる」の実感を思います。
人生100年時代といわれ、日々の生活の中で常に心身が元気で健康・健全でいられる、というのも日々の地道な努力と質の高い知性が今後は大事な時代になってくると思います。