先週は大寒を迎え、一年間で最も厳しい寒さの訪れの時候に入りました。
 
この時期で、私の仕事では、太極拳、中国武術活動に参加されている皆さんに、「”快適な心身感覚”を常に身近で感じられる」大きな成果の実感を共有できることを嬉しく思います。
 
先週は、まだ中国での「新型肺炎」騒動は起こっていませんでした。
 
(※水曜日あたりから報道が出始めて、今はそのニュースばかりが目立ちですが、相変わらずに「健康への心配や不安、病気の恐れ」を煽る内容ばかりで、多くの健康効果における結果の乏しさを理解します)

呼吸器系統の機能不全の病は、必ず段階があって、「喘息(上気道疾患)→気管支炎(下気道疾患)→肺炎(肺呼吸機能不全)」の段階で進みます。
 
「風邪は万病の元」ともいいますが、呼吸機能が低下すると、脳機能も心臓機能も低下するので本質を言っていることは正しいと思います。
一般的には「風邪をひく」といいますが、詳しくは「感冒」です。

かかりやすい方というのは、必ず「息の出し入れ、息を吐く:呼気 息を吸う:吸気」の力が弱いことが原因で始まり、
 
つまり最初に「呼吸器障害」を起こしやすく、
 
次にウィルス:邪気などを含んだ寒気が体内に入り込まれ、上手に咳やくしゃみなどの無意識呼吸を含めてで体外へ排出できずになると、
身体は悪寒を感じ、次に「発熱」を起こすのが「風邪」の症状が特徴ですが、
 
正確には、一番初めに 鼻が塞がり、呼吸機能が弱まり、酸素不足の脳になりやすく、判断力は、もうここで低下します。
 
ですから「嗅覚:鼻の機能」と「口呼吸」や「喉の粘膜」に悪影響を受け、「味覚:舌覚」の機能も低下し、
 
「鼻」と耳は連動していることから「聴覚」も弱まり、
 
「目」も涙腺の感度が低下することで「視覚」も弱まり、
 
最期は悪寒を感じるには「触覚」も機能不全を冒しやすくなることで、
 
「五感全部が冒される」
 
それが「感冒」です。
 
 
やはり、そういった真冬に起こしやすい疾患から身を守り防ぐには、
 
意識運動、呼吸運動による「呼吸の力」を向上させ、
 
全身運動における「血管の拡張」そして「血液の流動性」を高め「体温上昇」を実際に図ることが一番の方法です。
 

そうすることで、冷静に自分自身の心身への「信頼」「安心感」を堅実に保持出来ていることが重要です。
 
私も太極拳、中国武術活動での、直接の中国大陸との往来で付き合いは長く、1985年から35年間の変遷をずっと途切れることなく、観て来ましたが、
 
最近に感じることは、大きな経済発展に成功し、非常に便利になり、大きく変わりましたが、現代日本と同じく欧米化が進み、伝統予防医学の「養生学と養生功」の古典的実践を行う方々は少なくなり、私の知っていた頃のような、”元気で頑丈な中国”のスタイルは、中国国内では、ほとんど見られなくなりました。
 
(※復旦大学武術協会のある、上海楊浦区附近は、今でもまだ当時の面影があって好きです。その周辺は今でも元気で健康な皆さんがたくさんいて太極拳、中国武術活動も盛んです)

今回の「新型肺炎」の騒動を感じながら、かつては自然豊かで健康元気な方々ばかりで、のんびりとしていた中国の変化、かつて30年前に隆盛を誇っていた日本の変化、欧米諸国の変化、
 
私自身は、現代日本で「かつての古き良き伝統中国文化活動」を日本の横浜で地道ながらにも平和に安心できる社会環境を太極拳、中国武術活動が「日本人らしいスタイル」で実現出来たことを嬉しく想い、
 
ただ”時の流れ”を感じます・・・