関東甲信越地域は紫陽花もきれいに花開き「梅雨入り」らしい時期を迎えました。
時候は芒種を過ぎて、天気の良い時期は、気温16~25℃ ほどで過ごしやすいのですが、
梅雨入り前半は温度差が大きく、
体温の調整機能が崩れやすく身体がだるくなったり、頭が重く感じたりして体調不良を訴える方々が増えて来る時期になりました。
梅雨入り前半は温度差が大きく、
体温の調整機能が崩れやすく身体がだるくなったり、頭が重く感じたりして体調不良を訴える方々が増えて来る時期になりました。
そしてそれに加えて「現代日本社会環境」では、4月から始まった新年度から、5月のGW期間を経て、
6月に入ると米国式の資本主義を導入した日本社会の構造システム的には、「数字」を求められ、
企業関係者全体・全域に広まり、数字的な要求は大きく「上から下へ」と圧力がかかり、
ストレスも溜まり、睡眠不足なども起こりやすく、
6月に入ると米国式の資本主義を導入した日本社会の構造システム的には、「数字」を求められ、
企業関係者全体・全域に広まり、数字的な要求は大きく「上から下へ」と圧力がかかり、
ストレスも溜まり、睡眠不足なども起こりやすく、
休日を迎えても、「やる気」も起こらず、運動不足も重なり、負の連鎖が広まりやすい傾向になります。
しかしながら大自然は、紫陽花の満開 夏の暑気の本格的な到来があります。
ですが、人によっては「呼吸機能の低い:低酸素体質」「体温の低い:低体温体質」
になってしまうと、そろそろ気管支の弱い方や「感冒:風邪」の諸症状が発して呼吸機能障害が出やすくなる方が出て来ます。
この今現在の時点での実感として健全・健常な身体・心身が保たれていることを感覚で掴むには、
「吸気力の強度の再認識と呼気力の更なる意識的強化」が大事です。
私の仕事でこの時期こそが一番の本領発揮になります。
~呼吸器障害を起こさないために~
梅雨入りになると、ここ数日間では、そろそろ呼吸器の弱い方で目立つ咳込み方をする方々を見かけるようになる季節です。
朝目覚めた時に、鼻が塞がったと感じた時には、すぐに鼻の息の通りがよくなるように、
洗面所などでの鼻洗浄をこまめにすることが大事です。
そのためには普段からの意識呼吸法での、口吸鼻呼(口から息を吸って鼻から通す)をしっかりと行い鼻の通りを確認して、
それから鼻吸鼻呼(鼻から息を吸って鼻から通す)に合わせて鼻の奥の鼻咽近くまで水(ぬるま湯)を入れ、
そのまま吸い込まずに、鼻咽近くに触れたら、一気に息を出し、眠っている間に鼻の奥あたりを洗い流すようにします。
そして口の中のうがいを行い、特に喉と鼻の繋がる付近をよく漱いでいくと、潤いが戻りスッキリとしていきます。
(痰が喉の奥で溜まるのは鼻の内部の水分を外へ出さずに無意識でも体内に引き込んでいることが原因です)
今の時期は、真冬の時候とは、異なり 意識呼吸は行い易く こうして鼻呼吸の質を高めていくことで、
呼吸器障害の可能性を下げていくことができます。
呼吸器障害の可能性を下げていくことができます。
実は、鼻呼吸ができなくなることで、
喘息、気管支炎、肺炎という順になり、鼻呼吸ができなくなり、口呼吸になることで呼吸器障害が発症しやすくなります。
そのために鼻呼吸の通りでの重要性を常に意識することが、すべての風邪予防につながります。
そして「風邪を引く」という俗称は「冷えた空気など、体内にそぐわない「”邪気”を体内へ引き込んだ」という意味で
「風邪を引く」というようになり、正式な病名は「感冒:感覚が冒される」で、
最初は鼻呼吸ができなくなって嗅覚が冒され、次に冷気(冷房の空気も含む)から触覚:皮膚感覚が冒され、
次第に鼻に関連する聴覚:耳の感覚、味覚:口の感覚も冒され、視覚:目にも影響が出て、
5感がすべて冒されると脳機能も冒され、ダウンするというものです。
ですから、普段からの五感を機能させておくことが、いち早く、
寒くなると起こりやすい病をすべて未病のうちに治すことができるようになります。
つまりは、真冬時期に起こりやすい病気は、喘息、気管支炎、肺炎の「呼吸器疾患」
血管の機能が低下して血行不良を起こし、老廃物が体内に溜まり、血液の質が低下することで生じる内臓機能不全を含む
「心臓」「脳」の「循環器疾患」は運動の方法次第で、
多くの身体機能不全を起こす病気の要素や可能性を解消できることです。
古くは、賢いことは、人は病を治すのではなく、病の要素を未然に防いでかからないようにする(未病を治す)、と言いました。
これからの季節は、こうしたことは非常に重要になっていきます。
季節が進めば進むほど、そうした知性を知る人とそうでない人との差が大きくなります。
常に心身が元気で健康でいられる、というのも日々の地道な努力と質の高い知性が大事になってくると思います。
そして、予防医学効果も高い 伝統中国武術運動を行う人士の発揮すべき能力の中で、大切な 「意気力」の内三合のはたらき、
「意:意識運動」「気:呼吸運動」「力:全身運動」の効果として「呼吸運動」での、呼吸力を発揮すべき時期の到来になりました。
今年は(一社)全日本太極拳連合会の普及プログラム「呼吸八法」「養生十八法」の映像DVDを制作し、
関係者の皆さんに頒布しています。この時期に大いに役立てて自発的な活性化を図って欲しいです。
呼吸力で、特に吸気力によって「夏の新緑のエッセンスの養分を含む 質の良い酸素」を獲得し、全身運動で血液循環を高めて、
血行促進が向上出来て、
その結果には体温上昇が起こり、体内での保温効果が高まることで温度差が大きくなる「梅雨時」の湿度の高くなる「外気」から、
体内には、新陳代謝が上がると、バリアーのように全身が守衛され
「そのエネルギー体:内気」がしっかりと身体の反射と反応がいいかたちで作用します。
そこで 「呼吸機能の低い:低酸素体質」「体温の低い:低体温体質」は、
「呼吸機能の高い:高酸素体質」「体温の高い:高体温体質」に改変できるようになります。
そこで 「呼吸機能の低い:低酸素体質」「体温の低い:低体温体質」は、
「呼吸機能の高い:高酸素体質」「体温の高い:高体温体質」に改変できるようになります。
そして、内臓:五臓の機能は、ほぐされ易いので よく働き、六腑は食物の栄養分の吸収、老廃物の排出(デトックス)が行われ、
意識的な脳の感じる体内環境はとても快適な実感を得られることで、武術特有の心身活性化状況を理解して、
これまでの成果を意気力の結びつきが「そういうかたち」で実感できます。
1985年から続く 中国とのこうした長き33年間での往来から、学び得た経験や修養で「横浜武術院スタイル」を編み出した、
私の実践で行える養生導引や気功、太極拳、武術での練習活動の中で大事にしていることは、
これからの時期のような環境で体調不良や身体不安が年で最も一番大きくなる時にこそ、
効能・効果を大いに発揮させ実践と実感で得られる「安心感」「信頼感」で再確認できることの共有を重視しています。
(※「気のせい」や「気休め」「思い込み」や、適当なパクリによるコピー的行為ビジネスが通用しない時期の訪れです)
もうこの時期には、意識呼吸法、導引における心身の活性化を同時に行い、その「実証:実際の証明」を行ってきています。
これからの夏の一段階めから、夏至を迎える二段階までに、夏の時候では、
この心身感覚をレッスン内でどなたにも必ず体感できるように実技、医科学的概念における解説、実践を同時進行ですすめ行っています。
おそらくこの日本人の中でも、これは本場中国で技能も文化教養、思想哲学を学んで来た私ぐらいにしかできない芸当だと自信を持っています。
それは、皆さんの前で行う実技内容は誰の眼にも明らかにはっきりわかるほどの大きさでの意識呼吸法の実演です。
それは肺を動かす胸郭・肋間筋を広げては縮める意識動作、機能的に冴えているべき、鼻から鼻へと抜けていく吸気:息を吸い・呼気:吐くの強い出し入れの流れをしっかりと行える動き、
そして鼻:鼻咽から口:喉腔へと息の流れが強く抜けていく感覚を掴む意識動作、
更に大事なのは肺の収縮力に伴わせる、喉の内面をも引き締める呼吸法で行える最大吸気力:息を吸い込める力の大きな強度を認識しながら同時に最大呼気力:息を吐き出せる力を意識して行う技法です。
これによって誰でも迎えたこの時候で 肺機能の良好な働きを自身で確認できることです。
そうすることで、この夏では、半年前の真冬時候で鍛えた心身が夏型に切り替わるのを認識して、
これから起こりやすい「梅雨時」における心身の不安のすべての可能性をすべて排除できていることを実感できます。
こうして、またこの一年間を一緒にやってきた多くの皆さんと共に創り上げてきた成果を実感し、
永続的にずっと心強くあるためにもそれぞれのご自身の心身を、半年前の「冬至」から、3か月前の「春分」
1か月ちょっと前の「立夏」からの間であった「この夏型体質」の実感を経て、
1か月後には、「小暑」を迎えて、少しずつ陽剛の気のはたらきが始まり、これまでに作り上げて来た身体創り・構築がうまくいったことの実感を指導の中でお伝えしていきたいと思います。
それを経て初めて本当の「明るく・楽しい夏」の時期を迎えられます。
夏は、体内の水分が新しいものと古いものが入れ替わり、体内に不要な「老廃物」も輩出され、
冬に罹患する「生活習慣病」の要素を、全部解消できることも特徴の一つです。
来週は夏至を迎えます、真夏の時期を楽しく、武術拳種、太極拳系、健身気功系で心身の活性化を図り、元気に過ごしていきましょう。