私のこれまでに「中国武術段位考評員」として中国武術協会、上海復旦大学武術協会から公認を受けて行ってやって来た仕事の場を
(一社)全日本太極拳連合会が行う日本初認定事業での「中国武術段位制:武優段位」の検定の審判員を担当しております。
そのことで、常日頃から日本国内の武術人士から段位検定の受験が何時、誰から来るか、ということを想定して
YouTube映像を見てシミュレーションをしています。
段位認定は、初段は、太極拳の型をひと通り、まとまった感じで行えれば合格ができると思います。
二段は、もう少し武芸的にしっかりしていればいいと思います。
競技会の映像から見て国際伝統武術規則から見て、拳種は問わず、技能得点は
「8、6~8,69」が「三段」「8、7~8、79」の「四段」判定が比較的多い印象を受けています。その方々は初級者への指導員資格になっています。
そして練習キャリアが「10年~15年」で日本国内競技、あるいは国際武術大会で「6位以上ほど」の経験があり、
得点が「8、8~8、9」の水準で、中国武術の重要な3要素「健身 修身 防身」を体現できており、精神修養での東洋思想哲学に通じた意識を持ち、
武術指導も行っている方が「五段」
武術修養キャリアが「20年以上」で技能演武で「8、9」全日本太極拳連合会の武術活動に協力体制を持ち、これからも頑張って行かれる方に「六段」となり、各々の目指すレベルでの指導者になっていくでしょう。
思うに、街を歩いていれば、そして電車、バスに乗れば多くの専門学校や大学、民間企業の行うスポーツ・フィットネス項目での認定普及事業での広告が
たくさん目に留まると思います。太極拳、中国武術系がこれまでに「まったくない」というのが本当に不自然に感じていました。
しかしながら今や私達は、これからどんどんと普及指導、段位検定、大会運営の3つを通じて、
日本国内に広く、統一した規格での武術認定普及事業は、この新元号「令和時代」に相応しく素晴らしい仕事になっていくと感じています。