季節は晩秋から冬の入り口へと差し掛かりました。

そろそろ呼吸器の弱い方で目立つ咳込み方をする方々を見かけるようになる季節です。

 

今週日曜日の台風が抜けてから、木枯らし1号が吹き、

そろそろ体調不良を訴える方々が出てくる時期で、

意識呼吸での「働き」を高める質の高い練功で呼吸器障害を起こさないための準備を本格的に開始する時期でもあります。

 

「人体のしくみとはたらき 」

 

「痰のできる しくみ」

 

そこで、人体における「鼻から喉の構造」を理解して、常に「未病を治す」ことで、正しく効果の質が高い意識呼吸における気功や、体温上昇では太極拳の練功を行うべき時候になりました。効果の実感によって自分自身への信頼感や安心感を高められるようになります。

 

 



もう、これからは最高気温が伸びなくなり、最低気温も下がり、空気が乾燥して来ますので、

朝目覚めた時には既に喉が渇いていて、鼻が塞がったと感じた時には、すぐに鼻の息の通りがよくなるように、

洗面所などでの鼻洗浄をこまめにすることが大事です。

そのためには普段からの意識呼吸法での、口吸鼻呼(口から息を吸って鼻から通す)をしっかりと行い鼻の通りを確認して、

それから鼻吸鼻呼(鼻から息を吸って鼻から通す)に合わせて鼻の奥の鼻咽近くまで水(ぬるま湯)を入れ、

そのまま吸い込まずに、鼻咽近くに触れたら、一気に息を出し、眠っている間に鼻の奥あたりに付着した「ほこり」などを洗い流すようにします。

そして口の中のうがいを行い、特に喉と鼻の繋がる付近をよく漱いでいくと、潤いが戻りスッキリとしていきます。

(痰が喉の奥で溜まるのは鼻の内部の水分を外へ出さずに無意識でも体内に引き込んでいることが原因です)

今の時期からこうして鼻呼吸の質を高めていくことで、だんだんと季節は進み、

空気中の湿度も下がり、気温も低下していくことで、

呼吸器障害の病を起こす可能性を、自分自身からどんどんと練功の効果で下げていくことができます。

実は、鼻呼吸ができなくなることで、

喘息、気管支炎、肺炎という順になり、鼻呼吸ができなくなり、口呼吸になることでウィルスもすべて口から入ることでインフルエンザも発祥します。

そのために鼻呼吸の通りでの重要性を常に意識することが、すべての風邪予防につながります。

そして「風邪を引く」という俗称は「北風に乗ってやってくるウィルス:邪気を体内へ引き込んだ」という意味で「風邪を引く」というようになり、

正式な病名は「感冒:感覚が冒される」で、

最初は鼻呼吸ができなくなって嗅覚が冒され、次に寒気から触覚:皮膚感覚が冒され、

次第に鼻に関連する聴覚:耳の感覚、味覚:口の感覚も冒され、視覚:目にも影響が出て、

5感がすべて冒されると脳機能も冒され、ダウンするというものです。

ですから、普段からの五感を機能させておくことが、いち早く、

寒くなると起こりやすい病をすべて未病のうちに治すことができるようになります。

古くは、賢いことは、人は病を治すのではなく、病の要素を未然に防いでかからないようにする(未病を治す)、と言いました。

これからの季節は、こうしたことは非常に重要になっていきます。

季節が進めば進むほど、そうした知性を知る人とそうでない人との差が大きくなります。

常に心身が元気で健康でいられる、というのも日々の地道な努力と質の高い知性が大事になってくると思います。

 

 

あるいは本当に質の高い武術や太極拳、気功運動の効果の心強い実感を得られることで、

 

これまでの積み重ねが効果となって感じられるので、心身への安心感や信頼感を感じて、

 

「防衛体力:免疫力」の高さが心強さとなります。

この晩秋~冬の入り口に楽しく効果を上げて、練習活動を頑張っていきましょう。

 

よろしくお願い致します。