4月新年度に入り、いいかたちで今年度からの武術活動カリキュラムが順調に進んでいます。

 

 

その正式な「武術活動カリキュラム」での、2013年から始まった国際標準規定「中国武術段位制」の普及も4年めになり、

 

日本初での普及活動での実績もこれまでに残し、安定してきたことが嬉しく思っています。

 

 

日本国内の国民感覚には、「近くて遠い 中国」という風潮や傾向があり、

 

多くが本場の中国武術界での「ムーブメント」を知る機会がないことで知られていませんが、国内外での技能評価基準を統一しようと、

 

中国武術協会は2012年から中国国内での「武術技能評価システム」を中国全土の武術協会、武術専門学校、武術活動組織における統一標準として定めたのが「中国武術段位制 新教程」です。

 

現在、中国武術協会・国際武術連合会には世界147カ国が加盟し 国際的な中国武術の人口 7000万人を超え、その武術活動において 教程内容も統一 標準を定め 統括されています。

(中国国内は、中国武術段位制での段位取得者は25万人)

この中国武術段位制度の成立過程は文化大革命の終わった1976年以降の1980年代から、中国武術協会、国際武術連合会では、新中国国内、中華民国的な波及、東南アジア的華僑、欧米、日本など、

国際的に分派して 広まった多くの伝統武術、近現代武術の広まりから、精妙にその特徴をも調査して研究し、

「129種項目」を選定し、ここから考古学的意識から、古き伝統文化遺産的なもの、を含めて発掘調査を行いながら 全範囲的な広まりを持つ国技:武芸:体育運動としての中国武術全体を考察し明確な基準を制定しました。

これは、もちろん人の数だけ中国武術項目 拳種は存在するとも言われていますので西洋スポーツ的感覚をも含む体育理論、医科学的側面での、

「系統的」「理論的」「特性」「特点」が確立し傑出したもの から基準にし、歴史的観点から確定し、中国国家体育機関での国家体育総局が認めて開発し普及活動を行ってきたものです。

1990年には世界中の中国武術団体の国際組織である 国際武術連合会が設立され 1998年から中国武術段位制が始まりました。

2011年から中国国内では新教程を評価制度として統一しました。2011年の6月に国家体育総局武術運動管理中心、中国武術協会の会議で干再清氏の国際武術段位制での準備が始められ、

2013年から、

 

国際標準「中国武術段位制」として制定されました。

 

私達は日本でいち早く応対し、国際標準の「中国武術段位制」の普及で4年経ちました。

 

 

こうして、これまでの実績は今後の活動方針において「技能評価基準」や「技能評価システム」として、

 

よく世間に起きがちな「不明瞭な評価基準」ということへの懸念はなくなり、

 

大いに機能して、武術専門家養成や、一般愛好者などへの普及活動に役立っていくと思います。

 

そして、もう既に完成した「技能資格」の認定評価システムがあるので、

 

私達は安心して、各々それぞれの目標へ向けて、迷うことなくコツコツと練習活動に励み、

 

将来の武術活動の発展に繋がる確信を持てるようになりました。

 

 

中国武術段位国際考試(国際段位制)考評 執行方法 

一、武術技能 資格 

中国武術段位制一段~六段において その資格を獲得する者、あるいは進段する者。 

二、認定方法

 

※私達は上海、復旦大学武術協会、香港国際武術大会などで公認資格を受けることができます。


1、中国武術段位国際考試(国際段位制)を受験する者は、必ず「中国武術段位制系列教程」の規定套路の中から一項目。三段から六段まで受験する者は自選項目を一つ行う。 

a、規定套路:中国武術制系列教程:長拳、少林拳、陳式、楊式、和式、武式、呉式、孫式、各式太極拳、形意拳、八卦掌、通臂拳、戳脚、翻子拳、八極拳、蟷螂拳、五祖拳、詠春拳、剣術、短棍、二節棍、自衛防身術、武術功法(散打:別枠で考試)

以上22項目の中から単練套路、対打套路、析招の3種を行えるようになること。試験では単練套路と対打套路が必須。 

 

※つまり「日本国内」での、ありとあらゆるすべての武術活動項目はほぼ全部網羅されているので、

 

評価基準は、もう既に明確になっていて、多くの日本国内の武術関係者は、

 

技能資格での資質は明快になったことは、喜ばしいことです。

 

 

私達は、「国際標準 中国武術段位制」の日本スタイル普及カリキュラム(我々の行う段位制では太極拳は陳式、長拳、剣術、短棍の4項目 一段~三段での合計12項目)を既に行っています。

 

 

 

 

昨日の朝の野外太極拳ではリアルタイムで桜の花咲く中で花見をしながら、

 

中国武術段位制 太極拳の技法を、新年度になったこともあり、

 

テキストから詳細を解説しながら行いました。

 

 

目標がしっかりと定まり、

 

皆さんで、新しい中国武術ムーブメントを頑張ることは励みになります。

 

 

もう本場中国での体育学院などの武術専門学校と同じスタイルを横浜で完全に確立でき、

 

技能評価や指導者認定の制度も中国、上海武術界と連携した体制が整って、もう日本側の普及指導部も発足してフィットネス、スポーツクラブでの普及プログラムも完成し、今後ビジネス的な発展に向けた将来が非常に楽しみです。