昨日の日曜日は、天気もよく、午前も午後も、とてもいい雰囲気で練習活動が進んでよかったです。
やっぱり今年は5月に上海復旦大学武術協会、龍身蛇形太極拳総部での武術の研修と、
普及システムの確立化を図るために、本場での技能検定で「武術運動員」の資格証書と龍身蛇形太極拳の技能取得証書を受けられるようになりました。
それから9月4日の「中国武術文化交流大会」の開催で、横浜武術院関係者全体が、本物の「中国武術世界」に触れることが出来て、大会と競技会を通じて交流して、
上海の先生方や選手とも全体で一致団結した心地よい連帯感を得られたことは本当に嬉しく思っています。
そして、いつも中国や香港、昨年はシンガポールなどの国際武術大会での仕事ぶりを、日本にいながら皆さんにも紹介できて、とても有意義に感じています。
普段は私自身は、あまりないのですが、大会が終わってからの感動や興奮の余韻が、9月中はずっと続いていました。
あまりにも楽し過ぎて、疲れてなんかいられない、といった感じでした(笑)
10月に入り、ようやく涼しくなって、先週は丹沢の山歩きをしながら、のんびり考えていました。
そして先週から、健身養生班の太極拳の活動では、楊式太極拳スタイルの「推手」を始めました。
2014年から本格的な提携活動を始めた、復旦大学武術協会と龍身蛇形太極拳総部での研修や花妙林老師や瞿栄良老師からのアドバイスを受けて、いろいろと日本での独自の活動を考えていて、
この2年間は、スポーツ・フィットネスクラブのレッスンの指導や、武術院の武術隊、武術班、健身養生班の武術活動の方向性や内容を、いろいろと試行錯誤をしながら、活動スタイルの定番化を構築していました。
世界国際標準での中国武術段位制も2012年から本格的にスタートし、この4年間で定着して、今は本場の中国武術専門学校と全く同じスタイルで行えるようになり、
場合によっては、国立の学校までは諸般の事情では辿りつけませんが、私立の武術学校レベルよりは高いと思っています。
※9月4日大会は、それを上海の先生の皆様と、私達関係者全員で、その能力や実力を証明し実感するための機会の大会でした・・・
それが無事に成功に終わって、落ち着いた秋を迎えられました。
この秋は、今までに感じたことのないぐらい穏やかで、やさしい時間と空間を感じています。
今後は、武術隊は、このままいつも通りにに堅実なレベルアップを目指していきます。
武術班では、武術教育や武術教養としての「中国武術文化」を「中国武術段位制」に沿ってすすめていきます。
将来的には、上海武術協会の重鎮、復旦大学武術協会主席 中国武術八段の花妙林老師を再びお招きして、
「中国武術運動員」の技能資格認定試験も、横浜でできたらいいかな、とも考えています。
そうすれば、中国へ行けなくとも、武術指導者の技能資格証書を受けられるようにもなると思います。
そのためにも武術班では「中国武術段位制」で、長拳は「一段から三段」までが、準指導員レベル、今行ってる「四段」が指導員水準になっていきます。
太極拳では「中国武術段位制」では「陳式太極拳 規定で一段~三段」
太極拳でも「一段から三段」までが、準指導員レベル、
今行っているスタートした四段レベルは、龍身蛇形太極拳に加えて陳式太極拳38式、
陳式太極拳での単練、対練、推手。
そして、太極拳用法の実践の理解度を高めるために楊式太極拳スタイルでの「推手」がこなせるようになってから、
指導員水準になっていきます。
そして2年後ぐらいに、技能検定を花老師をお招きして、練習活動の中で、
技能検定試験大会を開催したいと思っています。
将来的には、ハード面での施設や運営スタッフが増えれば、
日本初の本格的な「武術学校」を創設できると思います。
今は、まだ現代日本社会の米国式資本主義システムの中では無理せずに、
確実で着実な道を歩みたいと思います。
そして、ひとつ何気なく思い出したことがありました。
私が20代前半からは、大学に進学し、興味を持っていた日本文学と中国語だけでなく、
武術思想にも関連することが判り、中国の伝統思想哲学も真剣に勉強をし始めたことでした。
最初は孔子の論語、中庸、大学を読んで、そこから進んだのは「孟子」でした。
その言葉に勇気付けられて今日があります・・
それは、
「自分で反省してみて、間違っていると思うなら、たとえ相手がどんな、賤しい身分であっても、学ばなくてはいけない」
「自分で反省してみて、正しいと思うなら、相手が何千万人の大勢であっても、おそれず進んでいくがよい」