中国武術 オリンピック項目化

 

明日は10月4日、私にとって歴史的な記念すべき 「2016年 9月4日 中国武術文化交流大会」 から、ちょうど一ヶ月。

 

1986年 上海

 

1985年 16歳

 

徐文忠老師 1985年

 

徐淑貞老師 1986年

 

楊

 

花妙林老師 1989年

 

31年前の1985年の本場中国、上海武術界の一員となり、日本国内での武術活動界に、

 

上海流儀での正式な武術流儀を持ち込んで、

 

紆余曲折、多くの労苦を経て、今:現在があります。

 

大会は 「大成功!」

 

 

 

 

上海武術協会の重鎮である、 花妙林老師、瞿栄良老師、韋剣老師の皆様の来日で、

 

日本の武術活動組織での、もう既に確立させた 正式な「中国武術段位制」の普及、

 

中国武術競技活動、健身養生、中国伝統思想哲学、

 

そして、上海武術協会が推進する「龍身蛇形太極拳」の普及システムの日本版での確立化と、

 

その、太極拳士のリアルタイムでの、証明の機会の為に開催した大会でした。

 

(※おそらく、多くは気付いていないと思いますが、3年、5年、10年後が今から始まることなのだと見ていて下さい)

 

これらは、普通世間一般的な日本人社会では、まったく知られることがない世界観のことですが、

 

伝統的な、一つの「中国武術的儀礼」の式典でもあるのです。

 

それを、終えて、今・・・

 

何かしら、歴史に残る とても大きな「仕事」をやりこなした達成感で、

 

心が、充実しています。

 

 

中国武術界と日本国民とは、その距離が 歴史的にとても とても遠く、

 

むしろ逆で、元寇や倭寇のこともあり、

 

リアルタイムでの、日本政府との関係もあり「仲違いの歴史」でもありました。

 

 

明代後半に、一番発展した中国武術界は、

 

江戸時代では、明王朝から、変わった 満州族の王朝の 清朝とは 鎖国を執り、

 

明治政府との間で、1904年に日清戦争があり、

 

その後は、中華民国の建国で、孫文との良好な関係があった後に、

 

日中戦争 1937年(昭和12年、民国紀元26年)から

 

1945年まで、日本(大日本帝国)と中華民国の間で行われた戦争になり、

 

日本政府は、勃発当時は支那事変としたが、

 

1941年12月の対米英蘭の太平洋戦争開戦に伴い支那事変から対英米戦までを大東亜戦争とし 中華民国(中華人民共和国)側は、抗日戦争と呼称しています。

 

戦後1945年から、1972年の日中共同声明、1978年の日中平和友好条約の締結があり、

 

日本と中国の2000年間の長い歴史の中で、

 

初めて 中国武術 が日本へ入ってきたのです・・・

 

これを私は世紀の一大事と、少年時代に感じていました。

 

 

当初は健康太極拳が主流、

 

やがて、1983年あたりから、民間日本人も中国大陸へ入り、

 

様々な、「武術拳種」の学習に訪れる日本人は増えました。

 

私は1985年の3月が初訪問で上海武術界に迎えられました。

 

若き頃のスナップ5

 

若き頃のスナップ6

 

若き頃のスナップ2

 

それから数年が経ち、

 

中国老師の皆様は、私に聞きました。

 

「歴史長き中国武術の世界は、とても膨大だ、それに 日本人が短期間や日本人感覚で簡単に学びとれるようなものでは決してない」

 

そう、はっきり明言しました。

 

私は「当然、そうだと私は認識しています」と答えました。

 

「なら、お前は生涯かけて、やり通せる自信があるか」と問われ、

 

私は「やれると感じています」と答えました。

 

そして、16歳で初めて その時は赤ワインでしたが、乾杯して「一気飲み」を経験しました(笑)

 

誓いの酒・・・

 

若き頃のスナップ17

 

三人対打拳

 

若き頃のスナップ15

 

若き頃のスナップ14

 

若き頃のスナップ16

 

刀術

 

棍術

 

若き頃のスナップ19

 

若き頃のスナップ18

 

若き頃のスナップ11

 

若き頃のスナップ12

 

時間が経つごとに、その重みや責任、

 

実際の日本国内での武術事情を理解したうえでの、

 

武術活動の展開・・・

 

孫文と梅屋庄吉 魯迅と内山完造。

 

孫中山故居記念館6

 

孫中山故居記念館3

 

内山完造の銅像

 

魯迅の銅像

 

まるで、革命行為とまったく同じ内容のことなのだと理解しました。

 

 

しかし、こうして時が過ぎて、

 

私は一切に後悔はありません。

 

むしろ、やり遂げてよかった・・

 

そう、今現在にリアルタイムで実感しています。

 

 

しかしながら、

 

まだ、今新しい時代が始まろうとしている実感もあります。

 

龍身蛇形太極拳総部にて

 

これから始まる”武術物語”

 

その「主役」は、どなたになっていくのだろうか・・・

 

私はもうこれからは、勢いづく誰かの脇役のような存在になっていく・・・

 

そんなことを今感じています。

 

研修を終えて