9/4(日)中国武術文化交流大会もエントリーが始まり、もう大まかなプログラム構成がまとまって来ました。

2016年 中国武術文化交流大会


昨年のシンガポール国際武術大会のように複数でエントリーして成績狙いの選手もあって、いい感じになってきました。

今回は上海復旦大学武術隊との対抗交流戦だけでなく、私達のチーム内での初めての競技会にもなり、とても楽しみになっています。

今までにチーム内での競技会も考えていたのですが、やはり審判裁定や査定をすることが指導者としてのポジションがあると、自分の性格上では感覚的にとても難しく思っていました。

今までの日本国内の競技会で多くあったことは、成績結果に納得がいかないことがあって気分を悪くされたりすることや、

競技会そのものの存在が、

普段の現代日本によくある競争社会のように、組織と癒着して、一部分を有利に持っていこうとか、あるいは妨害や邪魔などをして足を引っ張ってでも勝とうとするようなやり方での傾向があり、

強制や煽られたりすることで優位に立つ人達が構築する格差社会構造のことを連想されたりすることが何かとあったりもして、

本場のいい大会のイメージが持たれにくい環境になっていました。


日本には、本場中国の国際武術大会を知っている人が圧倒的に少ないこともあって、

「日本にあるものとは違う」という説明をするのですが、

それも、やはり実際の中国武術界を知らなければ想像もつかないもので、

今回の大会は、本場の中国武術のプロフェッショナルの審判団が来日されて、

共同開催をする、武術競技会での審判裁定と査定をしてくれることもあり、

判断基準を私達全員で知ることができるので、これは画期的でいい機会だと思いました。

そうなれば、この今までにあった日本国内の武術事情の中で、

「あの人の太極拳はどうなの」とか「あの人の武術は〇〇なの」というような素朴な疑問はすべて解消に繋がります。

逆に「やっぱり〇〇さんは上手だった」「私は〇〇ぐらいか、よしもっと頑張ってやっていこう」という感覚や気持ちになれると信じています。


私の所感では2002年から2015年の昨年まで13年間国際大会の組織委員を務めて、大会へ選手を送り出して実績を積んで来た経験の感覚では、

私1人や、好成績を挙げた選手たちでの説明が難しく、多くの皆さんに本当の中国の武術大会スタイルを解説して伝えるのは、想像外のことなのでとても骨の折れることがありました。

それに普通一般感覚は、大体その人が「知っている範囲内のものを想像して、それに近いものだろう」と思いがちですが、

中国や当然中国武術界は「まったく想像もできない世界」だと思います。


そして現代日本人特有の心配性がはたらき「いいものだ」といっても「本当!?」

という目でみられ、信頼をすぐにしてくれた人はとても少なかったです。

そのために今までは「百聞は一見にしかず」はまったく本当で、

今回の上海研修でも帰ってきた皆さんは「本当に楽しかった!」と喜んでくださり、

みんながレベルアップして明るくなって帰国した後に、ようやく信じてくれる人が増えたことは、今回の研修ツアーは大成功でした。


そして今回の9/4(日)2016年中国武術文化交流大会で大会主催者であり、審判長の先生方が出張遠征で国際大会と同じステイタスで行ってくれることもあり、

本場中国式中国武術大会の初上陸を行えることで光栄に思っています。

今回も大会が終わった時には、

「出てよかった。面白かった!」と喜んでもらえると確信しています。


やっぱり目標があるから頑張れる機会を作ることは、

今の現代日本社会の環境のことを考えて大事なことだと思っています。


それは、日本の社会環境によくありがちな経済的負担、時間的負担、労力的負担をかけて頑張ってやっているのに報われることが何もなかったり、が沢山あるからです。

しかしながら、それは日本国内事情や環境のことであり、

中国は同じ北東アジア地域でも外国で、本場、中国式武術大会スタイルでは、

先ほどと同じように、

経済的負担、時間的負担、労力的負担をかけて一所懸命に頑張ると、その努力の結果で報われることが沢山あります(笑)


昨日の練習の中では、もう経験を積んでやってきた9月4日大会へ向けて始動しているメンバーたちを見るともう判ると思います。

彼等のイメージでは今からもう頑張って、9月の大会の中で弾けて、いい大会を楽しんで勝利を掴もうという努力を初めています。


今大会は、当然にチャンスは誰にも平等にあるので、この世界は本当に努力では「善は急げ」「先手必勝」感覚です。

孫子の兵法にも「まだ誰も知られない中に行動を始め、相手に気付かれる前に先に目的の地へ到達する」というものがあります。

私の口癖では、常に感覚ではフライング・スタートで全力猛ダッシュで頑張って、いち早く勝利を収めたら、

ゆっくり後でのんびり寛いで、努力を振り返っては英気を養っていきます。

今の日本でも、こうしたスタイルでいればライフワークは常に安泰なので、是非お薦め致します(笑)


今週も始まりました、梅雨入りとなりましたが、

今までの活性化してきた心身感覚が大いに活きてくる季節です。

楽しく夢や希望を持って頑張りましょう!