今から29年前の中国浙江省杭州で開催された中国武術大会の映像を解説します。

こうした映像のみを見て、大会の開催地や年度、出場選手がすぐ判る日本人は私ぐらい(笑)

※オランダの兄弟弟子の渡辺成人さんは除きます(彼の方が私よりも更に詳しいです)





長拳

1、羅礼(四川省)

2.王建軍(北京)

3、馬威(山西省)

4、賈平(安徽省)今でもお世話になっている兄弟子の賈平さんの長拳

5、蘆金明(北京)

6、方平(浙江)

7、李志洲(北京)

ここで女子の刀術(おそらく福建省の選手)

8、張成忠(江蘇)

女子刀術 

1、向鳳琴(湖北省)

2、王向紅(四川省)


2006年 上海体育学院にて 兄弟子 賈平さんと共に
 
上海にて

2009年 中国安徽省亳州にて 

かへいさんと共に


1987年の時。

(共に若い!笑)

1987年 


最初が肝心とは、よく言ったもので、武術界のことわざにも「拳はその人の心を表す、邪な心であれば邪な拳になり、正しい心であれば正しい拳になる」とあります。

私達の武術活動での項目では一人で行う単練だけでなく、対練も散手攻防技術も行いますし、通常の練習活動でも普通に行っています。

国際標準 中国武術段位制 長拳 二段 単練



対練




日本国内には武術関係者も今までがマスメディアでの方法や考え方など、やり方が偏っていたから知られていませんでした。

4番めのオレンジの服で演武をしていた、安徽省武術隊 兄弟子の賈平さんの長拳の思い出では、

擺蓮脚や里合腿の速さと凄さは今でも忘れません。撃響の音が後からやって来ました。





賈平さんの酔剣




中国武術の鍛錬では、つまりは武術人士の存在は、

「弱きを助け、強きをくじく」という、伝統中国の思想哲学を尊び、緊急事体にはそういう技で何時でも人を打てる、ということを知っている日本人は少ないでしょう。

そして、現代日本社会にありがちな旧世代思考では「強きを助け、弱きをくじく」をよくやっています・・・

しかし・・・