

今年はゴールデン・ウィーク期間を活用して、私たちの中国での研修拠点の上海復旦大学武術協会へ研修団を引率して行ってきます。
今回で3回目の研修ですが、今年からは「武術技能資格検定」を最期の研修で行い、
今年から検定を受けて合格できれば、1989年からお世話になり、現在は上海武術協会の実質ナンバー2になった恩師「花妙林老師」が主席を務める中国の名門大学、復旦大学武術協会公認の評価を受けられる「武術技能資格」の保持者として、証明書を発行してもらえるようになりました。
こうして、私達の日本での展開する武術活動での実績でもある技能評価の資格は、
項目では中国武術段位制規定套路太極拳 一、二、三段。
あるいは龍身蛇形太極拳、
中国武術段位制規定套路、長拳、短棍 一、二、三段。
自選武術項目か伝統拳術で、
本場中国の上海復旦大学武術協会の検定か、
また来年以降に開催予定での国際武術大会での成績を以て、武術人士としての証明書とします。
そして横浜武術院では私が20年間フィットネス業界の現場で培った現代日本の社会環境に合ったニーズへ向いている洗練させたスタイルの教学法で、
二十四節季の養生学理論を合わせた(太極拳:健身気功:武術系・カンフー 指導時間:15分、30分、45分、60分、90分、120分、3時間以上~)での指導員の養成や指導を行い、交流会での考評会の技能成績や指導実習で希望者には終了書を発行して行っていくスタイルとしていきます。
中国では人脈が大事
これは長年の私たちの行ってきた武術活動での念願として、大きなひとつの「目標達成」となりました。
日本国内には、正式な中国武術スタイルでの専門学校は未だなく、
本当は私達も武術学校としての展開を考えていたのでしたが、
日本国内での学校運営というのでは、法的な規制が多くあって、
実質は、「学校」という存在では、とてもやりにくい社会環境になっています。
そのために以前は北京にあった中国武術研究院のスタイルを手本として、武術院というかたちで委託を受けた各スポーツクラブでの指導や、
専門的な練習をできるように地域の知人がオーナーをしている私営体育施設と文化スポーツクラブの活動の一環の中で行うようにして、
技能実績を得る場所としては今までは中国での国際大会の評価を実績の対象としてやって来ましたが、
大会の開催期間が短くとも5日程はあり、普通の日本の社会人での一般の皆さんとのスケジュールが今までに合わせにくいこともあり、
なかなか実績の評価を得られるためのイベントには参加・チャレンジしにくい環境がありましたが、
これからは期間は短くとも3泊4日もあれば、研修と技能検定を受けられるようになりましたので、
今後は、そうした実績や本場中国武術界での所属単位としての存在証明を得たい皆さんにとっては大いにチャンスになると思います。
やはり今の日本の社会環境は全体的に経済不況で、経済的に負担がかかるようなやり方では、
必ず運営が行き詰まりやすいので、
そういった運営面では余裕を持って応用を利かせて無理せずに、私達は先ず「ハード面」よりも「ソフト面」の充実やレベルアップの向上へと力を入れてやって来ました。
その「ソフト面」での完成が今回の研修から実現できました。
これからは私達の活動にご参加される皆さんは機会があれば、
いつでも上海へ行って、武術三昧の生活をして、毎日いっぱい中華料理を楽しんで、
時間に余裕のある方は観光を楽しんで、
そして最期に頑張って技能検定に合格すれば、
資格証明書まで、取得が出来るように実現しました。
スポーツ・クラブ:フィットネス・クラブ業界でのプロフェッショナルの世界では当然のことなのですが、各項目・ジャンルでの有資格者の「資格」の価値やレベルでは「本場での評価」が一番重要視されているのが一般的な常識では普通感覚です。
こうすることで、日本国内に多々ある中国武術系組織の世界には、よくありがちな問題やトラブルの発端で「あの人は、本当に上手いの~」とか「実際はどうなの~」という疑問の全ては解消させられ、
様々な面で決着を着けるのは本場中国の武術大会でプロフェッショナルの審判団の評価する結果で決めればいいことで、日本国内にありがちなそういった問題の可能性では私達の武術世界の中では今後一切なくなりました。
(※ご要望があれば上海武術界全体にパイプが繋がっているので、散手、対抗性推手、短兵、あるいは、今ではUFCでも、何でも紹介出来ます)
振り返れば31年前に初めて上海へ来て、
何度も往来を繰り返して、
恩師の皆様に可愛がってもらえて光栄でした。
そこで多くの技能や理論の知識を学んで、競技選手としても現地での選手たちと一緒に猛特訓を受けて、
それから指導者としてでの教学法や中国伝統医学の養生学も学び、
国際大会では、チームの監督としても沢山経験し、
そして今回から日本の組織では例のない公認の技能資格証書を発行してもらえる存在の位置へと立つことが出来ました。
これからは、大いに頑張って皆さんに楽しく練習に頑張ってもらって、
人によってはプロ・インストラクターを目指す方や、
自身の「芸道」の上達を限りなく高めたい皆さんには、
このチャンスを今後に大いに活かしてもらえればと思っています。
私にとって、「武術の夢」
実現の地、それが上海。

