7式 掩手肱拳(イエンショウゴンチュエン)

今年の新年度が始まり、日本全体で様々なスタートの月が始まりました。

私達の武術活動も今後は新しい目標へ向けて頑張っていきたいと思います。


これまでの活動では、日本人の考え方やライフワークで武術活動を展開していくうえで、

限りなく本場中国武術界の感覚に活動を近づけて行ってきました。

その中で振り返れば、やはり中国式だったこともあり、

「展開が速いので、着いていくのが大変だ」という所感を感じられたこともあったかも知れません。

今正直に振り返れば、それは私達の、この「日本の環境」というものにも影響があったと思います。


現代の日本人として、この社会環境で生活していれば誰でも必ず感じることだと思いますが、

何かにつけて「要求が高くなる」ということにも関係しています。

そして中国でも当然に本場中国武術界の運営執行部の人達からの評価を受けるには日本人組織であっても妥協なく「要求が高く、質の良い」ものにしか関心は持たれないということも関連していました。


そうした意味でも、フィットネス業界でのレッスンを行ううえでも、

「内容での質」が常に問われ、時間内でいくつもの「見えない要求」を満たさなければならない立場になっていることも関係しました。

そこで、その「要求を満たす」という中で、

「頑張り続けられる」か、そうでないか、というものは、

おそらく誰でも同じ環境になっているものと思います。

そのために「頑張るのを辞める」という言葉が流行したり、

「正しい方向へ向かっている質の良い努力をする」

そんな文言の数々が人々に関心や意識を向けさせたと思います。


ちょうど2ヶ月前ほどの立春頃に感じたことで、

日本という国は、戦後に米国式資本主義ビジネスを導入したことで、

財界人が有利に展開し、行政を動かす与党政府が奨励するシステム的には、

常に競争に競争をさせることが、ずっと求められる社会環境が沢山ありますが、

その中でも、私自身が元々は「芸道」の道を追及することに目標にしてやって来れたことは、

実は、そうした高い要求をこなすこと、競争に勝つことなどが、

いい動機付けとなって良かったように感じています。


そして、自分は元々金銭的な経済的な恩恵をのみを求めるようなことは目的では全くなく、

自分自身のすべてをサンプルに使って、フィットネス業界で求められる要求に合わせて、

ありとあらゆる需要ニーズの多くにすべて応えられるように、差し向けられていくことで、

私自身が「世の関心」への答えなどを多くを学べたことは意外な産物でした。

特に、日本にある健康問題への医学情報や人口動態に関連する社会環境問題を考えるヒントを得られたことは、逆に無形財産を得られたようで不思議な感覚です。


そういうこともあって諸所の「芸道」において共通することで素晴らしいのは「処世」も無形財産であり、

積み重ねたことに何も無駄や徒労はなく、今後も大いにずっと役立てられることに大きな自信が着きました。

「頑張ったことが大いに報われること」を得られるのは人生を心強いものにすることで、大事な感覚だと思います。


そして私は今年度からは、多くの皆さんにチャンスを作ることが大事な仕事になっていくと思います。

そのために、今後は日頃のレッスンでも全体的に、

先手先行、専守防衛の中国式から、

後から、後からのサポート形態の普通一般「日本的」でやって行こうと思います。

これからは、武術系、太極拳系、健身気功系、何でも大丈夫です。


伝統気功 華侘五禽戯



健身気功 馬王堆導引術




国際標準 中国武術段位制 太極拳規定




三段長拳 単練



対練



短棍



対練




スイスでの武術段位 技能検定






武術系も様々な拳術、器械・兵器で単練套路(1人で練功する武術の型)でも対練(2人で行う約束組み手)でも、

析招:散招(武術としての相手からの攻めから守り、あるいは守りから攻めへの攻防技術用法の実技)

も行えます。

むしろやれることが多過ぎて、おそらくいつも時間が足りなくなると思います。

今後は今回の上海研修をきっかけに、こちら側からの応対での計画で実施を行います。

個人個人での計画がある場合には各個人個人で責任を持って「各自」に「何か」ご要望などがありましたら、率先的にどうぞよろしくお願い致します。