梅2

私は初訪問から、ずっと31年間の往来を長く続けて来た中国との付き合いで、多くを学んで来ました。

日本では、ここ数年の間に今の世界経済を牽引する存在になってから関心を持たれる方が増えましたが、今や現代日本社会の構造を分析することが大変なように、

現代中国社会の構造を分析して、未来予測を立てたり、自分達の発展のために計画を立てて実行し、それを達成していくのは、結構大変なことです。

その中でも、現代日本の政財界の動向よりも、中国の方が政府は常に5年毎に長期的計画を発表し、その後の方針を国民、あるいは世界全体へ向けて発信をして政策を行うようになっています。

中国の新たな中期経済政策 全人代「第13次5カ年計画(2016~20年)」

中国全人代が開幕


中国武術は中国の国技であり、中国武術協会の計画も常に中国政府の方針と連動していて、

中国武術の本当のスタンダード・スタイルの今後の流れを知り、その発展計画と合わせて、

私達は計画を立てて行うようにしています。


※現在の日本国内の武術活動の状況は多くの皆さんが調べてみれば判るように「標準化:本当のスタンダード・スタイル」はまったくと言っていいほど知らされていません。

その理由は今までに何度も記述してきたので、今年からはもう過去のものなので、あまり触れないようにしていきます(笑)

今年2016年は、昨年の2020年の東京五輪の追加項目での働きかけがありましたが、

2020年東京五輪 落選項目、公開競技としての可能性も示唆

最終選考で外れましたが、新執行部が発足し、

中国武術協会主席 中国武術研究院院長が 高小軍から新しく張秋平に変わり、

先日春節休暇明けの2月25日に浙江省杭州市で行われた初めての会議で「中国武術発展五ヵ年計画 2016~2020」が発表されました。

私たちは、その内容を参考にして、この春からの活動にも活かしていく「武術発展2ヵ年計画」を4月からスタートします(笑)

もう既に昨年末から、今後の展開を予測して準備活動を含めて、武術活動をいつものようにフライング(笑)でスタートしていましたが、ほぼ内容は的中していました。

今年2016年はリオ五輪ですが、その次が2020年東京、

そしてもう既に2024年への開催地の招致活動がパリ、ロスアンゼルスなどが行っているのと同様に、

「中国武術:WUSHU」の五輪正式項目化への準備を中国武術協会では、始めていて、

今回は2012年に浙江省杭州市で行われていた国際大会で現副主席の陳国栄さんが話していたコメントで、

武术有望成为2024年奥运会正式比赛项目 がありましたが、これを受けた形で、

この春の中国武術協会の新執行部からの正式発表があり「2024年五輪項目化」への準備の始まりです。


未来五年中国武术协会将继续推动武术入奥 2016年02月26日 17:25:54

新华社杭州2月26日体育专电(记者夏亮)

26日在杭州召开的2016年全国武术协会主席秘书长会议上,中国武术协会主席、国家体育总局武术运动管理中心主任张秋平回顾了中国武术在“十二五”期间所取得的成绩,并表示“十三五”期间,将继续推动武术进入奥运会。

张秋平说,“十二五”期间中国武术协会先后派出国内的优秀教练员、专家前往遍布各大洲的27个国家和地区进行技术指导和培训,促进了各国家和地区技术水平的提高,推动了武术的国际推广与普及,但是武术进入奥运会的工作仍需继续努力。

“我们要立足国内,面向国际,通过各种方式,让武术走向全世界。我们要有这样的眼光和胸怀,坚持走出去、请进来的方针,建立武术推广长效机制。

”张秋平说,国际推广是武术争取早日进入奥运会的一个重要条件和基础。

“十三五”期间中国武术协会将以“一带一路”发展战略为契机,广泛建立对外合作与联系,组织好在国内举办的各类国际性武术赛事活动,加强与国际武术联合会的合作,

始终将进入奥运会作为竞技武术发展的重要目标,推动武术进入世界各区域性综合运动会和奥林匹克运动会。

本次大会还完成了中国武术协会主要领导人变更认定程序;通过了《中国武术协会章程》修改议案;审议讨论了《中国武术发展五年规划(2016-2020)》、《中国武术段位制工作指导意见》、《中国武术协会纪律处罚办法》三个文件。

日本は今東京五輪の準備で、昨日の報道では、

「2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の建設で、新たな問題が浮上した。大会のシンボルとなる聖火台の設置場所が決まっていないことが判明」

こういうニュースが流れていました。今年から私は日本での問題に、あまり目くじらを立てることはやめることにしました(笑)

それよりも確実な自分達の発展を大事に頑張ってやっていくことにします。

※現代日本社会の意味不明な「!?」を相手にすると疲れるからです(笑)

さすが、これだけ医科学の進化があってインフラ設備も充実していながらも65歳以上3300万人、認知症予備軍700万人を輩出するだけあります。


やはり本場中国の武術界の動きは、ダイナミックで展開が大きく速いです。

予測して何とかやって来ても追い付くのが一苦労で、今後は後代も育成していかなければ大変になっていく可能性が大ですが、逆にそのスピードに連動して日本でうまくやっていけば、誰も今の時点でやっていないこともあって、

将来的には、とてもいい仕事になり、やり甲斐も楽しみも期待が感じられます。

2014年の上海研修から始まり、この2年間でやって来た準備はすべて整えられました。後は各々の可能性を目指す皆さんと一緒にひたすら「武術発展2ヵ年計画」を頑張ってやっていくだけになります。

本当に、5年後が楽しみです。

中国人エリ-トの脳の構造は先手・先手でどんどん決めて進んでいくのですが、

日本人は日本語で話すのと同様で後ろ手・後ろ手で「後付け」で考えるのが普通になります。


そのために、当然に中国人感覚と日本人感覚では「タイムラグ:時差」が大きくなる傾向があります。

私の感覚の場合では、常に中国の出方を事前に予測して先手で決めてから、後に結果を見て一度確認し、修正してから日本人向けにアレンジしてやっていく方法を取っています。

(※私たちの武術活動がオリジナリティー溢れて行える理由はここにあると思います)

そして日本の組織にありがちな、何でも後ろ手で決まらずに先送りでやっていく世界観はまったく異なります。

これをそうした感覚の日本人への解説がまたまた大変なことで、いつも説明に追われます・・・


今や多種多様が普通で複雑化された現代日本社会の中では、

考えに「考える人間」か、考えることを放棄して「考えられない人間」になるようです。

考える人間はいつか意識が昇華して悟りに近づけることが可能で、そうした方々は多くはないですが各自に頑張っていると思います。

そして「考えない人間」があり、彼らは、気付かないうちに自分からも問題を増やし、いつか自ら何も考えることも問題を解決することもできなくなり、これが現代には政財界にも多くあります。

自分の中にある精神性は元々は幼少の頃からの釈迦如来「仏道」意識から、少年時代から持った日本武道精神にもある孔子の「儒教的思想」に起こり、いつしか若い頃から持つようになった懊悩を解決するために老子の「道家思想」を学びました。

そして、34年間で積み上げた中国武術の功法と思想哲学との合致が形而上学的にも自分の強い武器になりました。

そして、今年でフィットネス業界で仕事を始めて満20周年、朝昼晩と常に現場を見続けて、応対して現代日本式にプログラム構成を考え、

独自のスタイルで進めてやってきて得て来た、

現場での能力感覚では、最新スーパーコンピューターを用いた医科学での分析結果から判明した新時代の医学結果から解明できた現代の日本人の健康問題のことでは、

グローバル・スタンダード国際世界の中の現代日本社会の中で、「幾万」という人間社会にある問題の緒源を「1000:千」に集約し、

1000:千の問題を「100:百」に見極め、100:百ある問題の根幹を分析して「10:十」にします。

10:十あった問題を「1:一」にまで集約させ、自らの中にある「1:一」の問題が完全に末梢できた時点で問題はすべて終わることができることを解明しました。

太極拳、健身気功、武術カンフー系まで、ありとあらゆるパターンでできるようになれたのは、本当の意味での無形文化財産を築けたことは嬉しいです。

啓蟄を迎え、今リアルタイムの時候は地中深く眠り冬眠をしていた生き物が地上に出てきて、

全ての動植物が活動を開始し、これからの春、夏、秋が始まりました。

私達にとっての、新しい武術発展2ヵ年計画のスタートです。

来週3月13日(日)は、午前は通常の野外太極拳、それから午後は鎌倉ハイキング親睦交流会を行います。

いいかたちで、タイミングが重なりよかったと感じています。

今年も楽しく頑張ります、よろしくお願い致します。