龍身蛇形太極拳 研修


大震災のあった2ヵ月後、2011年の5月から 新たに始めた中国武術伝統競技ルールでの選手育成と中国武術段位制スタイルの教学法の導入の開始。

2011年 上海体育学院武術学院 研修ツアー 

2012年 上海国際武術博覧会 


そして昨年2014年に私たちが日本初で導入した新しい総合太極拳項目の「龍身蛇形太極拳」が国際大会項目に採用された2012年上海大会、香港国際武術大会を経て

今回の2015年シンガポール国際武術大会で私たちは初の海外チームとしてエントリーし、

男子の部で1位、女子の部で3位、4位、7位を獲得し、そして今回は伝統拳術部門に華侘五禽戯でシニアの部で女子1位、男子3位を獲得できました。













2013年までは若い選手層を国際武術界でいち早く養成し、今年で太極拳部門でも、チャレンジした皆さんの練習してやってきた技能レベルで「どのぐらいまで通じるか」を確信するにまで来られたので、今後は多くの皆さんにも励みになっていくと思います。

2020年の東京五輪へのムーブメントもあって、今後は全世代で楽しくできると思います。

毎年のツアー企画では隔年で国際武術大会、研修ツアーと行っているので、予定では来年2016年は安徽省亳州市での伝統華侘五禽戯&復旦大学武術協会での研修ツアーを考えています。

2009年 華侘五禽戯研修ツアー 

第一回中国健身気功博覧会・華侘五禽戯養生健身節


そして2017年には来年9月発表の2020年東京五輪追加項目になるか、ならないかが発表されるので決定後1回目の国際大会でチャレンジしていきたいと考えています。

やはり、ここに来るまでに全ての準備態勢を整えておきたい、という理由で単独組織で地道な普及活動を続けてきた甲斐があった、と思います。

世間普通一般の日本社会ではライフワーク的に「後ろ手、後ろ手」になりやすい社会環境があるので、

私はホテルマン時代に経験的に学んだ一流企業の経営者たちが好きなスポーツ競技的な「ゴルフ」感覚と同じく、まだ誰も手の届かない、知られない「チャンス」に先に、いち早く「ショットを決める」仕事をこなしました。

私たちの活動スタイルでの今後は、一年未満ぐらいの皆さんは太極拳では陳式太極拳養生功18式で伝統太極拳の功法を練習し、




段位制太極拳の一段~二段を単練、対練とこなせるようになり、三段で推手を行えるようになりましたら三段の自選套路で木蘭拳28式、華侘五禽戯13式と行う手順でいきます。






段位制では三段から受験するのがいいと思います。

(※四段以降は龍身蛇形太極拳、自選太極扇)

そして競技部門では陳式太極拳養生功18式から入り、龍身蛇形太極拳50式、太極扇子功12式、自選太極扇と行い、復旦大学武術協会での技能検定で資格取得、という2つの流れで行えます。

武術系では、初級の方は長拳一段~二段、そして三段、器械は刀術か剣術でいくといいと思います。自選項目では伝統拳の蟷螂拳か鷹爪拳で行っていきます。

あるいは太極拳項目系とカバーしてもできるので、人それぞれに工夫をして可能性の範囲を広げることができます。

そして今年の交流会をテストとして、中国へなかなか行くことのできない方々のために横浜武術院での民間資格としての技能検定も来年以降に考えています。

こうすることで、皆さん各自がどのぐらいの標準かを知ることができれば、勇気が付いて今年のシンガポール大会で自信を付けた皆さんのようになれると思います。

日本国内の技能検定では、やはり本場を知らない日本式なので、私たちの活動の中で自信がつけば日本国内は基より、本場中国や海外で充分に通用できます。

私たちが囲まれている社会環境は、常にストレスを感じやすい残念な構造が出来あがっているので、その解決策は民間で実行するしかない、と若年期に既に悟ったことの想いが、

今こうして出来上がると、私にしかわからない「暗い喜び」に日々浸っています(笑)

これからは、この築き上げたプログラムを多くの皆さんが体得して、それぞれのやり方で思う存分に発揮してもらえたらと思います。

自分達の明るい未来に「チャンス」を呼び込むために!

よろしくお願い致します。