
昨日は、2020年東京五輪追加候補種目のマスメディア発表があってから1回目の全体練習日でした。
実は先週の日曜日21日は、東京五輪追加項目26項目の審査があるのを中国の報道から内容を知っていて、
6月12日付け 中国 新浪体育 記事
今回は選択するのはIOC国際オリンピック委員会での会議ではなく、東京五輪組織委員会、日本オリンピック委員会の行う日本側の審査会議で、
今までの印象では「中国武術:WUSHU」関係者は、彼等にとっては日本人であっても「異端児」扱いで、むしろ政財界からも拒否反応をもたれているように感じていました。
(※今回も初めに知ったのは中国の6月12付け報道で、日本の新聞記事にも、一切「武術」に関する記述は何もありませんでした・・)
今まで通りにマスコミ側は当然に彼等側に着くので、いわば旧体制の日本人組織が決める結果なので、実は心配でした。
しかし、蓋を開ければ今回は珍しくマスコミが2013年の時期は「こんな種目があるの」というのではなく「武術が入る可能性がある」という展開をようやく初めて、日本の世論で実際に見ることが出来ました。
やっとここで、本当の国際社会での武術の位置やスタンスを紹介してくれる機会になったので安心感と、今までに旧型国内組織とは距離を置き、未来志向で最先端を走るために、
組織としては小さくとも、どんどんと単独で直接に中国との連携を更に良好な関係でやって来れた国際武術界との中で希望と未来への夢と想いが大きくなりました。
~ある報道の記事より抜粋~
「国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は『開催国枠』に積極的、新しい競技を加えることに賛成している。
野球・ソフトがそれだが、空手は日本ではもちろん、世界187カ国が加盟し、競技人口も世界で約6000万人(野球・ソフトは140の国・地域で合わせて約6200万人)と多く、広く海外でも人気があり普及している」
すでに野球・ソフトボールの採用はほぼ決定しているが、20年は新たに2競技が加わりそうだ。関係者はこう話す。
予算に糸目をつけず、メダル取りに躍起になっている日本政府や日本オリンピック委員会にとっても好都合だ。
こうした記述がありました。
最近思うのは、この日本中でも、今までにやって来た企業体質思考では、やはり今現在の国際環境にある日本のことをあまり理解していないことを思います。
「武術:WUSHU」
大事なテーマは「平和:Peace 健康:Health 友誼:Friandship 自然:Nature」
※面白そうだ、と感じたら」いっぱいグーグルでもユーチューブでも、思いのまま検索をかけて下さい。その今の実力はある意味本当に「世界:WORLD」が教えてくれると思います。
中国武術、「武術:WUSHU」は2013年のオリンピック追加項目時の発表の資料では、中国武術協会・国際武術連合会には世界147カ国が加盟し 国際的な中国武術の人口 4000万人の活動において 教程内容も統一 標準を定め 統括しています。
The International Wushu Federation (IWUF):国際武術連合会
※ウェブのトップ写真はトーマス・バッハ会長
この2年間で、中国武術人口は中国武術段位制の効果もあり、更に増加しています。
※日本にとって歴史的に、ある意味では、また新たな時代の黒船は「中国」に戻り、良くも悪くも歴史は繰り返されています)
「套路:TAOLU 長拳:CHANG QUAN」
散打:SANDA
新しいIOCの会長になったトーマス・バッハ氏の経歴は、
1991年にIOC委員となり、1996年に理事に就任。2000年 - 2004年と2006年 - 2013年は副会長を務めた。
2013年9月10日にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われた第125次IOC総会で、第9代IOC会長に選出されたドイツの弁護士、元フェンシングの選手。
(※弁護士出身なので、物事を理知的に判断することは得意だと思います)
昨年は中国南京で開催された国際ユース・オリンピック競技会で特別項目として開催された武術の表彰式でメダル授与を行ってくれました。
今回の追加項目で勝者になるためには、ある意味でスポーツ的なのかも知れません。
武術の精神は、西洋スポーツ式によくあるような妨害や敬遠とかは行わず、
忍耐・努力を常に怠らず続け、機会を待つ。そうした心地です。
今年2015年は横浜で9月に空手はアジア選手権大会を開催します。
そして我々の武術界は、7月に全アフリカ武術競技大会が行われます。
7月下旬に、私たちは上海武術協会からの要請を受けてシンガポールでの国際大会に出場します。
8月は中国内モンゴルでジュニア部門のアジア武術競技会、
8月に東京五輪追加項目開催における国際連盟関係者との実務面でのヒアリング:面接があり、
そして、9月はインドネシア ジャカルタで新たな伝統武術項目を加えた、套路、対練、散打、のある国際武術競技会が開催されます。
武術は今年から、少林寺系、武当系武術も参加できるように伝統項目を加えました。
昨年はアジア大会、今月の東南アジア競技会、そのアジアレベルに欧米系選手たちが融合します。
今後はこれらの大会での刺激があって、更に競技人口が多くなる、だろうと予測しています。
このようにして、今年行われる空手の国際大会結果と武術の国際大会結果が来年8月の最終決定への影響に左右するでしょう。
そして私たちは、勝機を自らに引き寄せるためには、各自各自での行える宣伝:ロビー活動を、できる範囲でいいですから、日本国内の武術関係者にも是非頑張って欲しいと思います。
スポンサープログラムシップの構造
ワールドワイド オリンピック パートナー
五輪項目に選ばれるために知っておいて欲しいことは、オリンピック・マーケティング的の効果も関係することです。
どの項目でも写真や映像を撮ったりするようなところは同じなのですが、ここは観客動員数が影響します(デジカメ、ビデオや現像などで商品がよく売れるという意味)
「野球・ソフト」は戦後の夢を見て育った年配野球ファンのために、日本開催のみ、という理由では有利です。
空手はグッズというところでは、道衣、帯のみ、
この辺りから見ると、武術は消耗品としてでもグッズ販売のメリットがあって練習用の靴、演武用の靴、
毎年使う演武服、器械、日本と中国の関係ならば、オリンピック項目決定後には、ありとあらゆる需要が生まれ、相互往来が激しくなるので、旅行社、航空会社、当然燃料の石油関連、
特に練習中の怪我などの心配もあって、保険商品販売も収益は上がると思います。
そして中国の大企業側はもう既に始めていますが不動産投資、今までは欧米系だった「外資」が中国系企業の投資が日本に集まります。
武術が項目化すると、当然に日本全国の武術組織は、我々のように毎年のレベルアップや交流、研修のための渡航、中国から有能な指導者を呼ぶにも、こんな近くの関係なので、非常に有利です。
当然、東京五輪での武術競技会は東京でなくても、横浜アリーナとか横浜文化体育館でも大丈夫なのでコストを節約できて、更に中国圏全体からは、大量の応援団や観客がやって来て爆買いをまた行うでしょう(笑)
こうした現在は「武術」にとって、オリンピック項目化は将来に、世界中で大きな経済メリットのある環境にあります。
現在、日本国内には65歳以の皆さんが、3200万人以上いますが、やはり将来の日本を支える心身の健全な「若者達への夢」のことをも是非考えて欲しいと思います。
私の19年間の職業認識で思うのは、何でもある富裕層の方々でも、何かといつも心身感覚において不健康そうに感じられる人が多く、
運動不足、美食家が普通の国会議員や財界関係者には、そういった心身感覚で「体育運動・スポーツ」項目の識別・判断ができるのか大丈夫!?と思うことが今までに多々ありました。
今や心身不安を抱えるのが普通の年配層を支えるために、政府では医療費負担が莫大となり、その結果のしわ寄せは財界に求められ、
その結果として世の大企業はブラック化し、情報技術の発達で、進化が早くなったこともあり、まだ社会経験の熟していない若者世代は長期労働で酷使され、更にハラスメントなどの理由や原因での「過労死や自殺」が増え、
「日本は、自分達で「楢山節考」は辞めましょうよ、と国際オリンピック委員会の方から、日本オリンピック委員会や日本政府に苦言を提しているように感じました。
そして、著名な投資家のジム・ロジャーズは昨年末~今年初に日本経済の予測をこう話していました。
金融サイクルで判明! ジム・ロジャーズが語る「今から日本で起きる悲劇」
現在、ギリシャで起こっている経済破綻騒ぎは、構造的には近い将来に日本にも影響を及ぼしそうです。
しかしながら、10数年間、中国経済は十数パーセントの経済成長を続け、最近は安定期に入り、今日はアジアインフラ投資銀行設立の調印式で、実質の国際経済の牽引をスタートします。
2014年 世界経済成長ランキング
2014年188カ国、世界経済成長率
12位 中国 7.3%
115位 アメリカ 2、3% 米国 借金 1500兆円
172位 日本 ー0,05%
日本の借金、財務省が発表した国の借金額は1053兆円(2015年3月末時点)。国債の格付け会社の日本の格下げは、今も続く、国民1人あたり830万円、
日本のパラノイア経済学者たちは本屋に並ぶ雑誌や書籍などで目立つタイトル文字で「中国経済崩壊」とか勝手な著述本を販売していますが、
実質は根拠も乏しく、意味がなく、彼等の言うことを聞いた人は大体が経済的に損をしています
(言っていることが反対だから、うまくいくはずがない。だから日本は ー0,05%の結果)
それに、また自分が悔しくて、何かと八つ当たり意識が芽生えるとちゃんと御用学者と同じパラノイア人間になれます(笑)
我々は「自分達のできること」を堅実にコツコツと頑張ることが大事で、今や世界中にいる武術の友人たちが、この勢いに乗って、益々活発な武術活動に力を入れていくと思います。
国際オリンピック項目化というのは、それは今までになかった、私たちへの一生涯における無形文化財産になるでしょう。
「塵も積もれば山となる」「たとえ 蟻一匹でも、世界中の蟻が集まれば凄いことになる」
世界の武術関係者は、今ようやくチャンスが来ています、来年8月まで、それぞれにムーブメントを起こして頑張りましょう!