大廟


現代日本の不幸とは、政財界を筆頭に多くの国民意識が、歴史長き東洋思想哲学をおざなりにしてきた結果の因果応報、自業自得になっただけと感じることが多々あります・・・


孔子、論語より


過ちて改めざる これを過ちという。

(誰でも過ちを犯すが、それに気づきながらも改めようとしないことこそ、本当の過ちであるということ)


知らざるを知らずとなす これ知るなり。

(知らないことを知らないと自覚する。それが本当の知るということ)



徳ある人を見たら、その人に並ぶことをめざせ。徳なき人を見たら、我が身を振り返り、自省せよ。

(最も賢い者と最も愚かなものだけが、決して変わることがない)



義を見てせざるは 勇無きなり。

(人としてなすべきことと知りながら、それを行わないのは、勇気がないためであるということ)



巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)。

(言葉巧みで、表情を取り繕っているものに、誠実な人間はほとんどいないということ)



学びて思わざればすなわち罔(くら)し、思いて学ばざればすなわち殆(あやう)し。

(学んでも考えなければ、はっきり理解した状態にならない。また、考えるだけで学ぶことがなければ、独断に陥り危険であるということ)



徳は孤ならず 必ず隣あり。

(徳のある人は孤立することがなく、よき協力者が必ず現れるということ)



良薬は口に苦くして病に利あり 忠言は耳に逆らいて行いに利あり。

(良薬は、苦くて飲みにくいが病気には効く。よい忠告は、聞くのはつらいが反省し行いを正せば、自分のためになるということ)


己達せんと欲して 人を達せしむ。

(自分が目的を達成しよう思うときは、まず人を助けてその人の目的を遂げさせてやる。仁者は事を行うのに自他の区別をしないということ)


朝(あした)に道を聞かば 夕べに死すとも可なり。

(朝に人としての大切な道を知ることができれば、その晩に死んでも心残りはないということ)