論語(ろんご)について
春秋時代の思想家孔子とその弟子たちの言行録。四書の一つ。
論語二十編。戦国時代初期から編纂が始まり、漢代になって成立。「仁」を中心とする孔子およびその一門の思想が語られ、儒家の中心経典として中国伝統思想の根幹となった。日本へは応神天皇の代に伝来したといわれ、早くから学問の中心とされた。
論語 為政第二
子曰。爲政以徳。譬如北辰居其所。而衆星共之。
子(し)曰(いわ)く、政(まつりごと)を為(な)すに徳(とく)を以(もっ)てす。譬(たと)えば北辰(ほくしん)の其(そ)の所(ところ)に居(い)て、衆星(しゅうせい)の之(これ)に共(むか)うが如(ごと)し。