今日は太陰暦で、大晦日。

明日は春節。

日本も大化の改新頃から太陰暦を用いていて、明治六年の改暦まで「太陰暦」の歴史でした。

つまりは西暦:太陽暦は明治政府の文明開化の名の基に大隈重信の発案で「旧暦」と1500年近くの歴史の面影をも片付けてしまいました。

私は今でも太陰暦でも「新年」のお祝いを毎年に行っています。

昨年は中国、上海復旦大学武術協会との今後長くずっと友好にいられる為に民間での交流の提携関係を結びました。

昨年の今頃に打ち合わせで1回、5月と10月の2回の学習交流を全部で3回、上海へ行きました。

今後は国際大会、研修交流システム(短・長期留学もOKです)が構築できたこともあり、末永く相互発展・繁栄のためにも私達の活動の中では、

正しくアジアの歴史文化を学び、日本の将来の発展を考えていくことを重視しています。


~閑話休題~


思うに「現代日本社会人」で共通する感覚で実感するのは、

失礼・無礼に感じる無責任な「野蛮人」と自己本位で冷徹で傍観的な「利己主義者」が増殖したと思います。

私は「彼等」の精神構造が好きではありませんが、敢えて「日本政財界」は「彼等」を量産した「仕事」をしたと思います。

「まぁ、いろいろと、あぁ~。ご苦労さんです・・」


私は現代日本的な「理不尽的な、ご苦労を捌いて・避けて・応用して・・ そこで、心身がいつも健全で清清しいです!!」

(※これも人次第では、タブーな場合の時もあり・・ 面倒なご時勢・・)


~再開ぃ~っと (笑) ~


毎年に何度か上野の東京博物館は訪れるのですが、今日は、いずれ私達の組織の中でもいずれは「指導者」になっていく方々への「文化学習」の必修項目としての「社会科見学」のための研修の下見を行いました。

横浜武術院での中国での研修には、いつも「上海博物館」の参観を入れており、中国武術の原点でもある「思想哲学」の文化に影響を大きく受けていて関係している 「中国歴史文化の変遷」 を必ず学んでもらうようにしています。

日本国旗


東京博物館

やはり、最初は本館。

私の個人的感覚で、尊敬する鎌倉時代の武将 畠山重忠の鎧

畠山重忠の鎧


日本男児の本懐 日本刀

日本刀


古田織部 織部焼きの黒茶碗

織部焼き茶碗


江戸時代に、中国に憧れて描いた与謝蕪村の「絵」

与謝蕪村の絵


日本の仏像

日本の仏像


実は、馬王堆導引術の動作での姿勢に関連することを研究したいこともあって、拝観に来て 

やはり毘沙門天像の腰の角度は同じでした。


毘沙門天像


そしてアジアの歴史を広く学び考える日本での研修場所としての 「 東洋館 」

東洋館


仏教発祥の地、パキスタン北西部 ガンダーラ地域の「釈迦の像」

ガンダーラ仏像

ガンダーラ仏像2


ガンダーラ美術

ローマからトルコ、天山山脈を北にいく道、あるいは中東、イラン経由で行く、中国、長安(西安)まで結んで交易を行っていた「シルクロード」の経路。

シルクロード


東南アジアでのクメール王朝の仏教美術。

クメール王朝 仏像


やはり、玄奘三蔵が天竺(ガンダーラ)を目指しシルクロードを渡り、仏教を北東アジア全体に「中国式」でサンスクリット語から翻訳し、仏教をもたらせた偉大な歴史。

中国仏像

アジアの地図

時折、現代日本社会に生きる方々に、問いたくなることがあります。

我々は、どのぐらい西洋よりも遥かに歴史長き、誇りあり「アジアの地域」の歴史や文化を、

「アジアの一員」として理解している「日本人」であるのかを・・

長き日本の歴史文化を知らず、これからの21世紀での世界経済を牽引する40億人のアジアを知らず、

近々の大手マスメディア企業は仕事で「中国」へは戦後「欧米式資本主義的立場」を守る「勢力:キャピタリスト」から行われるネガティブキャンペーンのみを日々に行い続け、その影響を受ける一般大衆も多く、

それで行ったこともない、興味もないのに、我々の文化土壌を伝えてくれた「中国」の全体に蔑視思考を※簡単に持ち、

メディア影響に載せられて、多くが大好きな英語圏の西洋諸国の人々が、本当に「私達の真の友」であるのかと「事実」のすべてを理解できているのだろうか。

「ハーイ!」「その時々」の「満面の笑顔」

それを「2000年間」以上に続けられたら、私も評価します。


今の現代社会での「日本人」とは、「如何の様な者」のことを謂うのであろうか・・

(※たまに、今ある日本人は「何人」というのかを 確認できない方々 を多く 日本全体 で戦後70年を経た印象の事実の幾許かを感じています)