私が始めてフィットネス業界に入ったのは今から19年前の1995年でした。
その頃はまだスポーツクラブの数は少なくて、どちらかといえば都会生活をする富裕層の健康維持のためのアドバイスを受ける社交場という感じでボディビルダー出身の人がダンベルを使った筋力トレーニングの指導を行ったり、大体スタジオは小さくエアロビックダンス・エクササイズ全盛でした。
当時はヨガや太極拳をプログラムで取り入れるところはなく、私はもう武術指導を行っていましたがまだ専業ではなく、時折日曜日や祝日、土曜日に特別企画としてのイベント講習会のレッスンを知人のクラブの支配人から依頼される程度でした。
それから翌年の1996年に今の地元のスポーツクラブ運営会社の副社長さんと懇意になって、事業部の一環ということでスクールレッスンを受け持ち、クラブ経営側にも入り、専業インストラクターとしても仕事を始めました。
その後にはスポーツクラブ運営会社が一気に増え始め、以前講習会イベントを行っていたクラブの支配人や他の会社からも声がかかり、
これから都内にいくつかの支店ができてくるので、そこで太極拳のレッスンを行ってくれ、という依頼が出てきて、会社をまたいで業務委託を任されるようになりました。
それから自分のいた会社がいきなり倒産し、横浜武術院として立ち上げてスポーツクラブ事業と地域活動を合わせた今の仕事スタイルへと変わりました。
私の世代ではフィットネス業界では第2世代になると思います。
現在私の前の第一世代でエアロビック・ダンスのインストラクターは現役で行う人は少なくなり、経営側に入った人がほとんどです。
今現在はスポーツクラブの職業インストラクターになるための専門学校や体育大学での学科もできる時代になり、ヨガや太極拳もインストラクター養成スクールもあちこちにたくさんできて、
自分もその講師を担当してやってきて、今振り返るといろいろと感慨深いものがあります。
私はこの仕事が大好きなので、生涯できることを思うと、今まで頑張ってきてよかったと思います。
この私の経験から見て「武術を仕事にする方法」というのは今現在ではあまり難しいことではなくなりましたので、いい時代になったな、と実感します。
今現在にスポーツクラブ、フィットネスクラブの職業インストラクターになれるための方法というのがいくつかあります。
一つは専門学校や大学の学科を卒業して、簡単なストレッチやエアロビック・ダンス受付も含む事務をもこなすオールマイティーな仕事をするタイプ。
もう一つはある項目のスポーツ選手としてのアスリート、あるいは専門家としてから入るタイプ、と大きく分ければ2つになると思います。
私は後者のタイプですが、長いめで見ると専門家であり、楽しみを知っている分とても仕事してやり甲斐があり、いいレッスンができればクラブからは大事にされ、スケジュール構成も比較的自由にできるので、私は良い仕事だと思っています。
しかし土日祝日は仕事なので、皆の休むような日に仕事はしたくない、という人には向かないかも知れません。
私は今までに多くのインストラクターの育成を行ってきましたが、やはり一番いいかたちでクラブから求められるインストラクターになるには「アスリート」から入ることがいいと思います。
そのためには先ず日々の練習活動で専門技能を身につけ、少しずつ理論を学び、大会などで成績を上げるなどをして肩書きを持って、それからクラブにオーディションで売り込んだり、
あるいはスタッフとして入れてもらって、だんだんと契約更新ごとに、自身の将来設計で役職を持って経営側に入っていく、という方法もあります。
私の感じている、現在のフィットネス業界の状況では昨年の2020年東京五輪招致成功で、クラブによって温度差が大きい状況になっています。
オリンピック項目を扱っているクラブはかなり力を入れるようになっているところもあれば、現在は多くある運営会社同士での競合では、
各クラブの施設でのプールやサウナのボイラーや壁やドアなどの疲弊から改修工事もあまりできず、会員さんたちは新しくできるクラブにすぐ移る傾向もあって、とにかく現行維持の継続のみで精一杯というところもかなりあります。
そしてクラブ側の支配人を含む運営側も不況から引きずってきて、年代は比較的若いですが、考え方も思い切って斬新なことを考えて行える人財が少ない、という状況にもなっています。
ですから若い人でやる気があって、状況改善を行える人材は今フィットネス業界では求められている印象があります。
逆に私と同世代ぐらいで経営側に入った人は、やはり利益向上のためだけの状況改善を求められてネガティブ意識になってしまう様子もよく見られます。
私はいつもそうした状況を見て、その中で考えているのは、やはりスタジオ・プログラムを充実させてコミュニティーとしても友人が増えるようなところになって、
大手企業運営のきれいな新しい大きなクラブでもオリジナルプログラムが少なくて、マンネリになっているようなところから、逆にまた前のクラブに戻ってくる作戦、というのはいいと考えています。
実際に私のクラブでもそういう方はいますし、現在スクールプログラムが盛り上がってきて、新しい武術班、太極拳班化しているところもあります。
今ヒントにしているのはストリート・ダンスの運営で各クラブのスクールが1チームになって、多くのクラブ運営会社同士が協力してイベント大会を行っていて、すごく盛り上がって利益も上がっていることです。
私は中国武術段位制のシステムを活用して、同じようなことができたらな、ということを考えています。
今年の交流会は実はもうそのテスト大会にもなっていて、今回の成功で今後はゆっくりと展開をさせていきたいな、と考えています。
その頃はまだスポーツクラブの数は少なくて、どちらかといえば都会生活をする富裕層の健康維持のためのアドバイスを受ける社交場という感じでボディビルダー出身の人がダンベルを使った筋力トレーニングの指導を行ったり、大体スタジオは小さくエアロビックダンス・エクササイズ全盛でした。
当時はヨガや太極拳をプログラムで取り入れるところはなく、私はもう武術指導を行っていましたがまだ専業ではなく、時折日曜日や祝日、土曜日に特別企画としてのイベント講習会のレッスンを知人のクラブの支配人から依頼される程度でした。
それから翌年の1996年に今の地元のスポーツクラブ運営会社の副社長さんと懇意になって、事業部の一環ということでスクールレッスンを受け持ち、クラブ経営側にも入り、専業インストラクターとしても仕事を始めました。
その後にはスポーツクラブ運営会社が一気に増え始め、以前講習会イベントを行っていたクラブの支配人や他の会社からも声がかかり、
これから都内にいくつかの支店ができてくるので、そこで太極拳のレッスンを行ってくれ、という依頼が出てきて、会社をまたいで業務委託を任されるようになりました。
それから自分のいた会社がいきなり倒産し、横浜武術院として立ち上げてスポーツクラブ事業と地域活動を合わせた今の仕事スタイルへと変わりました。
私の世代ではフィットネス業界では第2世代になると思います。
現在私の前の第一世代でエアロビック・ダンスのインストラクターは現役で行う人は少なくなり、経営側に入った人がほとんどです。
今現在はスポーツクラブの職業インストラクターになるための専門学校や体育大学での学科もできる時代になり、ヨガや太極拳もインストラクター養成スクールもあちこちにたくさんできて、
自分もその講師を担当してやってきて、今振り返るといろいろと感慨深いものがあります。
私はこの仕事が大好きなので、生涯できることを思うと、今まで頑張ってきてよかったと思います。
この私の経験から見て「武術を仕事にする方法」というのは今現在ではあまり難しいことではなくなりましたので、いい時代になったな、と実感します。
今現在にスポーツクラブ、フィットネスクラブの職業インストラクターになれるための方法というのがいくつかあります。
一つは専門学校や大学の学科を卒業して、簡単なストレッチやエアロビック・ダンス受付も含む事務をもこなすオールマイティーな仕事をするタイプ。
もう一つはある項目のスポーツ選手としてのアスリート、あるいは専門家としてから入るタイプ、と大きく分ければ2つになると思います。
私は後者のタイプですが、長いめで見ると専門家であり、楽しみを知っている分とても仕事してやり甲斐があり、いいレッスンができればクラブからは大事にされ、スケジュール構成も比較的自由にできるので、私は良い仕事だと思っています。
しかし土日祝日は仕事なので、皆の休むような日に仕事はしたくない、という人には向かないかも知れません。
私は今までに多くのインストラクターの育成を行ってきましたが、やはり一番いいかたちでクラブから求められるインストラクターになるには「アスリート」から入ることがいいと思います。
そのためには先ず日々の練習活動で専門技能を身につけ、少しずつ理論を学び、大会などで成績を上げるなどをして肩書きを持って、それからクラブにオーディションで売り込んだり、
あるいはスタッフとして入れてもらって、だんだんと契約更新ごとに、自身の将来設計で役職を持って経営側に入っていく、という方法もあります。
私の感じている、現在のフィットネス業界の状況では昨年の2020年東京五輪招致成功で、クラブによって温度差が大きい状況になっています。
オリンピック項目を扱っているクラブはかなり力を入れるようになっているところもあれば、現在は多くある運営会社同士での競合では、
各クラブの施設でのプールやサウナのボイラーや壁やドアなどの疲弊から改修工事もあまりできず、会員さんたちは新しくできるクラブにすぐ移る傾向もあって、とにかく現行維持の継続のみで精一杯というところもかなりあります。
そしてクラブ側の支配人を含む運営側も不況から引きずってきて、年代は比較的若いですが、考え方も思い切って斬新なことを考えて行える人財が少ない、という状況にもなっています。
ですから若い人でやる気があって、状況改善を行える人材は今フィットネス業界では求められている印象があります。
逆に私と同世代ぐらいで経営側に入った人は、やはり利益向上のためだけの状況改善を求められてネガティブ意識になってしまう様子もよく見られます。
私はいつもそうした状況を見て、その中で考えているのは、やはりスタジオ・プログラムを充実させてコミュニティーとしても友人が増えるようなところになって、
大手企業運営のきれいな新しい大きなクラブでもオリジナルプログラムが少なくて、マンネリになっているようなところから、逆にまた前のクラブに戻ってくる作戦、というのはいいと考えています。
実際に私のクラブでもそういう方はいますし、現在スクールプログラムが盛り上がってきて、新しい武術班、太極拳班化しているところもあります。
今ヒントにしているのはストリート・ダンスの運営で各クラブのスクールが1チームになって、多くのクラブ運営会社同士が協力してイベント大会を行っていて、すごく盛り上がって利益も上がっていることです。
私は中国武術段位制のシステムを活用して、同じようなことができたらな、ということを考えています。
今年の交流会は実はもうそのテスト大会にもなっていて、今回の成功で今後はゆっくりと展開をさせていきたいな、と考えています。