導引図

9月に入って1週間が1巡し、交流会からも1ヶ月が経ち、また次に向けた計画を再始動しました。

今年の夏8月は月末の日曜日の練習を夏休みにして、少しゆっくりと涼しい中で休めたことで、次の展開に向けた計画を考えられました。

武術項目、太極拳、健身気功を含め、ありとあらゆる武術の可能性に挑戦し、一部の拳種や流派に捉われず毎年の自分たちの存在証明や多くの仲間同士の励まし合いの交流の演武会はやはり毎年一番の楽しみになっています。

先週の地元のお祭りの本質を思えば実は共通していて、今まで気付かないで一生懸命だったけれど、こうして振り返ってみると頑張っていてよかったと本当に思います。

私自身もこれまで当然属する現代日本社会の中で有意義に生きていくために今までにたくさん悩み、たくさん考え、たくさんアイデアを出して、努力を重ねて、ここまで来ることができました。

不快なことは忘れて、楽しくなれることを考えて、皆さんと一緒に頑張ることで、得られるものを大事にして常に感謝の気持ちを大事にしてやっていきたいと思います。

昨日は午前中は雨降りだったので野外太極拳の練習は中止になりましたが、午後の練習からは私のスポーツクラブ向けのカンフースクール形式で武術基本功、長拳、詠春拳を武術班で行いました。

私の経験からずっと今までの中国武術における練習内容を振り返って見直してみると、一番長く行ってきた体育学校の武術隊形式、武術班形式、伝統武術系の練功に分類できると思います。

その中ではやはり一番安全で確実にステップアップできるのは、やはり伝統武術系の練功だと思います。

この2年間ほどの練習計画の見直しで考えたのは一年間で専門的な練習や普及活動の中心となっている武術班では季節とスケジュールに合わせて毎年のリズムで内容を変化させることにしました。

昨日の午後は試験的にやってみましたが、とてもいい感じで行えたように感じています。

来週の日曜日には地域のイベントがあって練習場が使えないのですが、同じ内容で地元の公園での野外練習を考えています。

内容は昨日とほぼ同じ内容の基本功、長拳、詠春拳、短棍をやりたいと思います(短棍をお持ちの方は持参下さい)

天気予報の様子をみて今週の水曜日か木曜日あたりで実施ができるか、できないかを判断したいと思います。

当然昨年にあった2020年の五輪項目化から外れたためのことが関係していて、今年は世界中の中国武術業界で次に向けた大きな節目の年になっている実感があります。

当然本場の中国武術協会、国際武術連合会の活動ではもう次に向けた準備として廃止の方へ向けているもの、今後力を入れていくものとの選別に現にもうとりかかっています。

日本国内の感覚をみると、さほど影響が出ないのは、ある意味ではあまり普及していなかったことがよかったように感じています。

そこでこれからの新しい展開というのは私達にとってチャンスになってくると思います。

今後は今まで通りに武術班と太極拳班はいつも最先端でいろいろとチャレンジして、うまくいったものはどんどんとスポーツクラブのレッスンに導入し、

現在フィットネス業界スタイルにしたカンフースクール向けカリキュラム、太極拳スクール向けカリキュラム、健身気功スクール向けカリキュラム、そして一般全体レッスン向けカリキュラムとスポーツクラブのプロインストラクターとして最も重要な「プログラム・フォーマット」を4種類完成させてあるので、これらのカリキュラムをマスターできれば、レッスンリード進行ができるようになっています。

そして既に武術理論、太極拳理論、健身気功理論、中国武術史、伝統中医学養生理論、生活習慣病の予防医学としての現代医科学理論テキストもできているので、

横浜武術院スタイルの根拠となる理論はすべて正式な学術見解による統一システムになっていることも今後は強みになると思います(世間によくありがちな根拠の不明な個人個人の思い込み理論とは一線を画しています)

今後はフィットネス向けのインストラクター養成に力を入れていきたいと思います。

そして種目は段位制項目で順に進行し、上達してきた会員の皆さんは交流会に繋げて、だんだんと国際大会や段位検定となっていけば、

現代日本人向けのステップアップ・システムになって、現在のヨガやストリート・ダンスよりも、もっと盛り上がれる可能性は大きいと信じています。

10月には上海で今年2回目の研修ツアーを行います。

10月のツアーは龍身蛇形太極拳を一気に套路を習得したい方のためと私も研修を一緒に受けてきますが新しくなった健身気功、馬王堆導引術を学んできます。

馬王堆導引術は一番最初に発表された44式の中から作った簡化を1998年に邱丕相先生から学び、私のオリジナル導引術プログラム構成での研究の出発点になったことで思い入れがあります。

新套路は邱丕相先生の定年退職により、後継者になったのは私と同世代の王震先生と五禽戯の学習でお世話になった劉静先生の編集でできたものなので、これもこれからの提携関係での一つの記念としてやってみたいと思っています。

それに健身気功、馬王堆導引術は国際大会の項目にもなっているので、動作数の多い太極拳が難しいと思っている方向けの種目として導入します。

こうして太極拳系では、陳式太極拳規定、伝統套路、そして龍身蛇形太極拳と繋がっていき、楊式24式太極拳系からもっと次の展開にという方向けのカリキュラムができているので、

健身気功系では従来通りに活動を行っている、八段錦、五禽戯、伝統華侘五禽戯、木蘭拳、そして馬王堆導引術が加われば、かなり充実してくると思います。

そしてこのパターンはフィットネス業界向けでもあるので、カンフー系、太極拳系、健身気功系とプログラムがあるので、全国展開している運営会社の皆さんとの提携などができれば嬉しいと思います。

この秋はまた新しい目標に向けたスタートになるので楽しみです。

再始動、開始。