大都会

伝統中国で生まれた自然哲学思想の易経、陰陽五行説を起源としての考え方の養生学がまとめられ、自分は長い実践にて時間をかけて身につけました。

それは今毎日の春夏秋冬での指導の仕事で活きています。

そして私も今年戦後69年間の現代日本社会の中でコツコツと頑張って生きています。

現在の自分のライフスタイルは実は何度も往来してきた中国での武術の生活パターンや尊敬する先生方の生活スタイルを参考にしていて、

それをコツコツと日本での生活パターンとして実現化ができました。

そして現代では複雑でややこしいような人間関係ではなく、誰でものびのびと楽しく武術や太極拳や健身気功を行い、

信頼ある人間関係を大事にする共同体:コミュニティも出来て、次なる目標にと夢を持っています。

しかしながら、

そうこうするうちに普通世間一般の皆さんとの衣食住や現代日本社会的考え方と距離が生まれるようになり孤立した感覚を思うことがよくあります。

一つの例を挙げると、私は剣道6年(2年前から復活したので8年)中国武術32年で総合武芸歴38年行っています。

やはり最近改めて思ったのは少年時代は剣道だったのがよかったことです。

剣道は相手の攻撃を常に動態視力から瞬間的に判断して動かなければならない視力を高められます。

13歳から中国武術に転籍し、更なる拳脚を自分の思うように動かし、対人での稽古では相手の両手両足、更に関節技や刀や槍、棍などの武器術でも動きを見切り、応対できる感覚を身につけられました。

そうすることを続けてきたことで、私は今でも視力は1,2~1,5を維持しています。

ですからたまに駅前でコンタクトレンズや眼鏡販売のチラシをもらっても眼鏡をかける習慣が一度もないので、視界や情報での見え方での感覚は、そうした皆さんと異なるのだろうと感じています。

そして首関節や肩、腰周りはいつも指導でも自身でも身体全身を動かしていて、しなやかなので肩コリ、腰痛というものになったことがありません。

そして人間の感覚として大事な「衣食住」も関係すると思います。

衣食住での衣では先ず私は一番「気楽」なものが好きで動き易いものしか着ません。

そして「食」では本能的な感覚からで、野菜の「ビタミン」と海草類「ミネラル」を多く摂り、魚貝類をよく食べます。

そして豆腐類などが好きで植物性たんぱく質をよく摂ります。

糖質類はどちらかというと控えめで炭水化物はその日その時の感覚で求めに応じて摂っています。

動物性たんぱく質を摂る量は一番少なくて、たまに身体が求める感覚のあった時には食べても鶏肉か豚肉で煮たものが好きです。

そして時折、皆さんと一緒に食事をする時だけは普通に食べます。

住は自分が一番風水的に川が近くて小さな丘があって緑の多い環境で自分が気に入った地に住んでいます。

ここ数年で製薬企業や医療方法において不適切な医学界への批判が高まり、ここ2年ぐらいで医学界から出てくるデータは変わってきました。

先日まで行われていた展示会の「医は仁術」や現在もまだ8月まで行われていると思いますが東大医学部附属病院横にある、

「健康と医学の博物館」の展示会での「糖尿病の真実」

の中などで紹介されている現代国際医科学の進化の中で判明した事実での最新情報が紹介されていました。

そして先日発売されていた雑誌「プレジデント」での「自宅に一冊保存版」というサブタイトルまで付けられた内容は、

「健康診断のウソ」「病院に騙されない新知識22」というものでした。

これは人によっては衝撃的な事実に映る人々もあろうかと思います。

この中には「近寄るな、危険 悪徳病院&ダメ医者の見分け方」とあり、医療もビジネス、医者は商売人である」「患者を脅かす病院には注意」と書かれ、

7大疾患ともよばれる、がんを代表に脳疾患、心疾患、糖尿病、高血圧性疾患、肝硬変、慢性腎不全などの生活習慣病の正体は、

実は病名はあまり関係がなくて、動物性たんぱく質、炭水化物、脂肪分を日々の食事での摂り過ぎて、運動習慣のない人たちがなるものだというすごい「事実」が判明したことです。

つまりは現代日本社会の中で普通にしていると多くの身近にある宣伝広告の影響で、こうしたものを体内に入れてしまう環境が出来ている、ということです。

※そしてある有名な「スポーツ選手」とかが生活習慣病の何らかを患ったという報道では、「何でだろう!?」というのではなくて、

かつては動いていたけれど、ここ10数年ぐらいにおいて「動かないで」あるいは「動けないで」「美食とアルコール摂取量が多く」と「規律正しい生活をしていない」結果でしたね・・・ というすごい結末になった事実です。

ある意味、戦後日本での先進国という世界観での政財界をかけた政策の結果がこういうものに表れている事実を考えます。

以前にマスメディアの作った「勝ち組」とか「負け組」とかいう造語に国民を乗せるようなつまらない価値観の暗黙の押し付けがありましたが、

私は以前からそんな気がしていましたが、これが最新医科学データの結果の事実だと判った時に、

今や世界的にひんぱんに行われている情報戦での「サイバー戦」において、完全に「勝ったな」と実感しました。

私の持つ武術感覚と養生学でのライフワークでは全部これらのデータ項目に何ひとつ合致せず、

生活習慣病の正体と自身の心身においてでの可能性のあまりの低さに、自身で驚き、あるいは現代事情の複雑さを実感しました。

今朝も野外教室での指導の中で太極拳の推手や対練を行い、

「反射と反応での実際での適確な感覚が、現代人は時間がかかるように感じているので、こうした練習方法を紹介し行うことで自身がどのくらい適確に反応して動けるかを確かめられます」と話しました。

思うに気付けば陰陽道の原本である古典教養を身につけて中国武術感覚での体質は、気付けばすべてにおいての守衛意識が高くなり、「結界」を自身で築いていたことでした。

日本人でこうしたことをする人間は少ないと思いますが嬉しい反面、「孤高」で複雑な想いも強くなります・・・