兵法剣術


今年は2014年、1945年の終戦後から69年。

来年は70年になります。

これまでの期間の中で、日本の歴史の中でここまでの大きな労苦を耐えたのは歴史的出来事なのでは、と思うことがあります。

我が国「日本」の歴史では、旧石器時代が紀元前14,000年頃でありました。

そして続いたのが縄文時代となって、火を起こし、土器を使うようになった紀元前14,000年前から、紀元前300年頃まで、日本民族の素朴な原始社会がありました。

そしてようやく弥生時代、紀元前300年頃から250年頃になり、我等が日本人は稲作を始め、今日まで続く、米食社会を構築しました。

食と人間の持ち得ることでの武力は重要で、古代から続くすべての一番大事なものです。

日本には当時に記録がなく、中国の書物に記録された史実から判っているのは倭・倭国と呼ばれていた時代です。

倭国は政治的に安定していましたが、2世紀後半に倭国大乱と呼ばれる内乱が生じ、その後邪馬台国の卑弥呼が倭国王となり、卑弥呼は魏との通交により倭国連合の安定を図りました。

3世紀中後半から7世紀頃までは古墳時代と呼ばれ、我等が日本は大和政権が建ち、古事記と日本書記の史実にある天皇陛下が国家元首として日本を安定させてきた古き良き時代になります。

そこから、今日まで思えば、1300年間の間に我が祖国の日本民族は時に争い、時に平定し、そして、その歴史的な繰り返しを何度も経て多くの皆さんが生まれては亡くなってを行って来た歴史の事実です。

伝統日本民族の名字を調査すると、最終的には清和源氏か桓武平氏に辿り着くそうです。

(私の一族は山形蔵王から出て来た、最上氏系の清和源氏の血筋です)

ですから1945年の終戦前までは、純粋な日本民族がほとんどで、我等が血筋は何処かで、すべてが繋がっていたことが判ります。

それを「袖摺り合うのも、他生の縁」といってきました。

戦後69年。

いろいろあったと思います。

私は戦後24年後に生まれた人間で、1952年のサンフランシスコ平和条約締結後17年後の日本で生を受けた者です。

この私が生まれる前の17年間は、本当に多くの混乱と連合国:国際連合五カ国:英国、米国、フランス、ソビエト連邦、中華民国の思惑から出来上がった「思惑」のすべてに日本政府の方針はこれらからの強行的な圧力から影響を受けて、

日本国では自民党政権が長く「欧米化」という表現よりは、日本国民全体が欧米人化への「政策」を行政と企業を上げて邁進してきただけの事実の結果が今あるだけだということが判ります。

これの大きな判り易い事実的結果のひとつとして代表的なのは世間に流される多くの報道で知られる「生活習慣病の7大疾患」というのは、

この政策における成果の一つだという、すごい事実結果が現代日本社会に蔓延る多くのすべての「問題」の根幹に関連する「象徴的出来事」だということが判ります。

日本神道、日本仏教、日本武士道精神のように一貫した日本民族の思想哲学は世界に誇れる「文化」だと、私はよく認識します。

世界は常にコロコロ変わり、一貫性のないのが国際社会という現実です。

現に連合国の1国であった中華民国は内戦で共産党に敗れたことで「中華人民共和国」に変わったことが一番初めで、

後に1989年にソビエト連邦の崩壊。

ここ最近では、米英仏、アメリカ、イギリス、フランスの3カ国政府はその身勝手な理由を持つ強行手段を図る傾向のある財界での銀行家や石油産業、軍需産業、そして日本の企業にも関連するハイテク技術産業の財界合同体が、

日本へ戦前にけしかけて嵌められた後にも、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争と続け、

近年にもアフガニスタンとイラク戦争を起こしました。

そのことが2008年のリーマン・ショックから欧米国家政府の破綻を招き、今現在も自主回復が出来ず、国際経済の中心勢力は中国依存となり、ロシアが強硬手段で英米仏の3カ国のもう既に多くが年老いた90歳近くの老人たちのサロンで構成されていた財界人、政府要人(現代日本社会でも構造は真似してきたこと故に同じで、しかしこれからでは淘汰を受けるのは時間の問題なので問題はなし)に、

「もう好き勝手にさせない」という実際の軍事行動を起こし、今毎日のメディアで「国際秩序への挑戦」と流されることは、そういう国際連合の分裂危機にあり、

言うことを聞かなくなったのは一番初めに辞めた中国と、敵対行為を堂々を行うロシアへの怖れがあり、折角これまでに日本国内では「欧米化政策」を図ってきた日本人たちに知られて欲しくない、という理由が、ここ数年の報道での正体です。

先ほど都議会で失礼な「ヤジ」を飛ばして悲惨な結末を辿った人間がいますが、あれは単にこうした事例に慣れていて、

「何を言っても判らないから大丈夫」などという、現時代での日本で、かつての「甘えの構造」の脳みそ所有者の身の程知らずゆえにやった行為としては、いい意味で象徴的です。

今現在の日本はまた新たな時代へ移行し始めた時です。

驕り高き平家を葬った関東武士団の鎌倉武士の歴史。

関が原の戦いで勝った東国。

今現在では、リアルタイム日本人が賢くなればなるほど「日本」はチャンスがいっぱい、だという現実を知るべきです。

特に若者こそが、正しき東洋の学問を再び学び、現在の欧米化には慣れているのですから、対処は楽勝なはずです。

案ずるより、生むが易し。

そして短期決戦ではなく、長期決戦に勝てる、忍耐、守衛、智力という武術界での陰徳の力を高めて、

努力、勇気、武力という陽徳の力は必ず、いずれ近づいてくるので、陰陽合一、太極拳でいう「太極」の力を育て、自身で自らの永続的な可能性を育んで、偉大なる祖国日本の魂の力と一緒になれば、世界で素晴らしい国になれるだろうと感じています。